職場処世術

社内カースト制度は本当に存在する?!

カースト制度って、学校で習いましたよね?でも忘れてしまった人の為に、復習してみましょう!

カースト制度とは?

カースト制度とは、インドの独特のピラミッド型の社会的身分制度のことです。

4つの階級があり、「バラモン」「クシャトリヤ」「ヴァイシャ」「シュードラ」に分けられていて、それぞれの階級で職業も細分化されています。

現在は法律で禁止されていますが、カースト制度は結婚や就職の自由を妨げる辛い身分制度でした。

日本では想像を絶する事が行われ、一番下の格付けの人々は、生まれてすぐに入れ墨をされ、1日1食以上食べないように監視され、「家畜」と呼ばれていました。

靴を履く事さえ許されず、殺されても罪に問われない扱いをされていました。

日本のカースト制度とは

もちろん日本にカースト制度はありません。

ただ、家庭や学校、職場の力関係を、ピラミッド型の階層に分けて格付けしたりします。

例えば家庭カースト制度なら、上から「お母さん」「ペット」「子供」「お父さん」というように、家庭内の権力者はお母さんで、お父さんはペットより下の格付けだと、自嘲気味にお父さんが評したりしています。

職場だとトップが「上司」「お局」で、一番下層が「新入社員」となります。

このネガティブな格付けの下層に位置付けられると、様々な苦労をしたり、ストレスを感じる事が多くなります。

実際に職場にカースト制度は存在するの?

会社には役職があるので、そういう意味のパワーバランス的には、格付けはあると思います。

ただカースト制度と言うのには、そこにはハラスメントが存在していて、理不尽な仕打ちを受ける弱い立場の人間が存在している事を示しています。

勤続年数が長い社員がカースト制度の上層部にいるので、女子社員の場合はお局という事になります。

長く勤められるという事は、居やすい会社なので良い会社だと思いますが、お局の人格に問題があると人間関係がギスギスしやすい環境となります。

勤続年数が横並びだったり、ほとんど派遣社員などの職場の場合は、カースト制度と呼ぶほどの差は無いような気がします。

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女子のカースト制度は、必ずしも年功序列にならない

カースト制度の頂上にお局が君臨するのは、ほぼ100%揺るぎないと思いますが、その下からの格付けに関しては流動的だと思います。

普通は一番下に位置する新入社員も、お局に気に入られて発言権を増す事により、上に君臨出来ます。

でもこのカースト下剋上は、漏れなく他の女子社員には嫌われます。

それでもNO.2までのし上がれば、誰も文句を言わなく(裏ではあり)なります。

なんかヤ○ザの世界みたいですね~

カースト制度の上層になると?

下層の人達は逆らえない雰囲気となり、上層の上司も一目置くようになります。

上司に対しても、強い態度に出る事もあり、まさに目の上のたん瘤的な存在となります。

心の中では「早く辞めてくれないかな~」と思いつつ、寿退社の予定も無いので、後から入社した女子社員の方が、早く退職金していきます。

お局の勤続年数と発言力は比例し続けます!

カースト制度の下層になると?

上層の発言力が強いほど、下層は嫌々ながらも従わざるえない状態になります。

でも中には、我関せずと一匹狼的に配下に下らない人もいます。

のちにバリキャリとして、仕事をバリバリしていくタイプはお局に媚を売らず、マイペースに行動するのでお局にマークされます。

でも圧力に屈せずに、仕事で実力を付けていくと階級も実質的に上がっていきます。

お局より仕事が出来るようになると、お局も表立っての攻撃はしてこなくなります。

年功序列に打ち勝つには、仕事で実力を付けるのが一番有効な方法だと言えます。

女たちのカースト制度・仁義なき闘い!

自分に自信が無い人間ほど、自分と人を比べてしまう傾向があります。

自分が人からどう見られているのか気になり、「人並み」か「他人より優位」でいたいと望んでいます。

人並み以下だと落ち込み、人並みだと安心し、他人より優位なら喜びます。

自分に自信がある人は、他人との比較には興味が無いので、人と比べて一喜一憂する事もありません。

女性が格付けが好きなのは、自分より下だと見下せる相手を見付ける為かもしれません。

カースト制度の上層にいたいと願っている人は、自分の弱さを隠す為に、人を踏みにじってでも良く見せたいという、見栄っ張りな所が垣間見られます。

女たちのカースト制度は、その時々で順位が変動する

女たちのカースト制度は、必ずしもいつも同じ格付けとならない特徴があります。

例えば「職場」「婚活パーティー」「クラス会」「ママ友」「学校」など、その時の環境によって格付けは違う特徴があります。

「職場カースト」で上層にいるお局が、「クラス会カースト」では下層になるというように、その時のメンバー構成、集まりの主旨・目的などで、上にも下にもなる可能性があります。

常に上層部にいられる「勝ち組」になれる女性は、ほんの一握りとも言えます。

なので現在「職場カースト」で一番下の立場だとしても、ガッカリする必要はありません。

逆転のチャンスは、人生の中では何度も訪れます。

逆に上層部にいたからと傍若無人に振る舞っていると、後で奈落に突き落とされる可能性もあります。

人に酷いことをするとその報いがあるのは、こういった人生の逆転劇が起こ可能性があるのは、思ったより簡単に環境で立場が変わる事も一因かもしれません。

女性の方が男性よりカースト制度に縛られる理由

男性のカースト制度の基準は、「学歴」や「地位」や「年収」といった社会的なもので判断されています。

それに対しても女性は、カースト制度の基準が男性に比べて、複雑となっています。

男性の社会的な基準のように分かりやすいものでは無く、「容姿」や「男性からのモテ度」、「結婚相手の職業」や「子どもの学歴」、「賃貸が持ち家か」など、自分自身の事だけでは無く、夫や子供や不動産までもが格付けの対象となります。

これだけ見ても、女性の「人より幸せに見られたい」願望が強いという事が分かりますね~

また自分自身に魅力が足りないと感じている人ほど、夫や子供を利用してでも、人に勝ちたいという気持ちが働いて、自分が勝てるジャンルで格付けをしたがる傾向があります。

そういう格付け女の事を「マンティング女子」と言います。

お山の大将でいたい!イタイ女子の事です。

マンティング女子を見分ける方法

マンティング女子は、自分のマンティング・フィールドの格付けで勝てそう!だと思うと、自ら近付いて来ます。

例えば、夫の職業や年収で勝負しているなら、「ご主人のお仕事は何をされているの?」などと聞いてきます。

明らかに自分より下だと見下した相手にしか、格付けクエスチョンはしてきません。

そして情報を聞き出した後に「うちの主人は…」と職業自慢が始まります。

やたらプライベートな事を聞いてくる人は、マンティング女子の可能性が高いので、上手く誤魔化してその場を離れて、距離を置いて付き合う事をオススメします。

下手に付き合うと「夫の職業カースト制度」に引き込まれる可能性があります。

マンティング女子の扱い方

自慢女にしてはいけない事は「張り合う」事です。

自慢女は負けず嫌いなので、火に油を注ぐ事になるので、とても厄介です。

自慢話が始まったら単調な相槌で、「へー」「そうなんですね」と低めのテンションで無表情に答えましょう!

相手からの賛辞が欲しいのに無反応だと、だんだん話すのがつまらなくなり、向こうから離れて行くからです。

おんなって強欲?!カースト制度の現実!

女性は自慢好き、格付け好きというのは、たぶん占い好きというのと同じレベルなんだろうな~と思います。

恐らく幼稚園児の中でも、格付けが存在しているかも!と少し恐ろしくもありますね。

でも日本人は「普通」とか「人並み」だと安心する国民なので、一番になりたい!という野望に燃えるマンティング女子は少数派なのかもしれません。

ただ「人並み」以下の格付けになりそうになると、いきなり警戒音が鳴り出して、自分より格下と思われる人を探すのかもしれませんね。

カースト制度にこだわる女は幸せ指数が低い

本当に幸せを感じて、毎日に満足している人は、格付けとは無縁に暮らしています。

人に幸せのお裾分けをすることはあっても、人の足を引っ張る意味も必要も無いからです。

カースト制度の頂点にいたい人は、不安だから上にいたいと願います。

それは雨で床上浸水して、屋根に逃げているのと同じで「ここに居たら安心」と思いたい心理と似ていると思います。

何らかの「不安」から逃れたいという防衛本能の表れだと思います。

不安や恐れを見破られたくないので、あえて強気に出てマンティング行動を取り、カースト制度のトップに立ち、周りからのイメージで自分を優位にしようと画策します。

それは虚像で、本当は弱い自分は何一つ変わっていないのです。

本当に強い人は、何があってもブレ無い人です。

自慢話をする人は、誰にも幸せだと思われていない事に無意識に気づいているので、自分から「幸せでーす」と言うしかないのです。

自分で言って人から「あー、そうなんだ」と思ってもらいたいんですよね。

本当に幸せなら、その事に感謝しながら、毎日楽しく過ごしています。

人がそれを見てどう思うかなんて、気にしていません。

だから得意気に自慢してしている人を見たら、幸せ指数が低いんだな…と同情しても、羨ましがる必要は全くありません。

「あ~リア充じゃないんだね」と思えばOK!

マンティング女子の罠にハマるな!

自分の虚像の世界で君臨したいマンティング女子は、偽物の幸せを作り上げる為に、自分より弱いと思った相手をターゲットにします。

自慢話攻撃を仕掛けて、相手に「劣等感」を与えようとします。

劣等感を持たされた人は、与えた相手に「敵わない」と思い込む為に、マンティング女子の餌食になります。

日常的にネガティブキャンペーンを行って、常に「あなたは私には敵わない」と、呪いをかけていくので、「従順な手下」として従う羽目になります。

マンティング女子にターゲットにされたら、自慢話に隠された「不幸な顔」を見破り、自慢話をされても「そうなんですか」と淡々と答えて、付け入る隙を見せない事です。

自慢話をする人にとって一番苦手なのは、「無関心」な相手です。

無関心な人に自慢話をする事ほど「滑稽」な事はありませんよね?よほどおバカじゃない限り、そんな滑稽な自分に耐えられず、話を止めるはずです。

おバカなら笑われるだけなので、放っておけばいいと思います。

男性から見た女子カースト制度とは?

意外に男性は女子カーストについて、辛口な意見を持っているようです。

カースト制度そのものより、その格付けをする為の悪口だったり、嫌がらせなどの女性のブラックな面を見聞きして幻滅するようです。

だから悪口で盛り上がっている姿を、男性達が冷めた目で見られている事を意識した方がいいのでは?と思います。

悪口大会になっている場でも「私も人の事は言えないから」とか、他の話題に逸らせようとしている女性を見ると、好感を持つようです。

大逆転劇!女たちのカースト制度の結末!

カースト制度の頂点に君臨しているつもりでも、それはある日脆くも崩れ落ちるかもしれません。

私の身近で起きたカースト制度の大逆転劇が、あまりにスカッとしたのでシェアしたいと思います。

ウサギとカメみたいなA子とB子の結末!

A子とB子は幼い馴染みでした。
親同士が同じ職場で、同じ社宅で育ったそうです。

私の友人のA子は、大人しくて真面目で地味な女の子です。見た目は美人じゃないけど、優しくて女らしくて、人の悪口を言ったりしない信頼出来る人です。

B子は小さい頃から可愛くて、男の子にもモテる目立つ子だったらしく、学校カーストでも上にいるタイプでした。

B子はA子の事をバカにしていて、イジメなような事もしたりしたそうですが、A子は親にも言わずに我慢していました。

大学は別々になり、A子は女子大に進学して、彼氏は出来なかったけど、充実した大学生活を終えて、無事に就職しました。

同窓会で再会したB子はモデルになったと話し、モテモテの自慢話をしていたそうです。でも誰も雑誌で見た事も無いし、ホラじゃないかと言う人もいたそうです。

A子を見付けると、ファッションや彼氏がいない事を見下すような事を言われたそうです。

A子は上司の勧めで会った人と結婚しました。ご主人は10歳以上年上でしたが優しくて、幸せな結婚生活を送っていました。

B子はデキ婚をして、双子を産んで育児に追われて、こんなはずじゃなかったと、友達にもらしていたようです。

そんな時に、A子のご主人が取締役に抜擢されて、昇進祝いをしてもらう事になり、部下夫婦達が家に集まる事になったそうです。

そして運命の日、A子は夫の部下の妻としてのB子と再会したのです。

B子は社内カーストの底辺、A子は頂点という大逆転劇が起こり、それ以来B子は手のひらを返したように、A子に媚びるようになったそうです。 めでたし・めでたし

最終女カースト制度は、ママカースト?基準は?

女性は結婚しても、出産しても、育児の間もカースト制度に悩まされています。

ママカースト制度のボス・ママの基準は結構曖昧な部分もあるようです。

(ボス・ママになる基準例)

[list class=”li-niku”]

  • 年上(グループ内で)
  • 美人。
  • お金持ち。
  • 子供は男の子で、一人っ子では無い。
  • 有名大学出身。
  • 持ち家。
  • 賢い(成績の良い)子供。
  • 夫が高収入。
  • 夫も有名大学出身。
  • 夫の職業は有名企業、医師、教育者など。
  • 英会話が出来る。
  • ブランド品を愛用。

[/list]

ママカーストを決める基準となるものは色々ありますが、順位を付けると、このようになります。

[list class=”li-mainbdr strong”]

  • 1位 夫の年収
  • 2位 夫の職業
  • 3位 子供の学力や運動能力など
  • 4位 服やバッグなどの値段(ブランド)
  • 5位 子供の教育などにかける費用

[/list]

ママカースト制度の場合は、収入格差が一番の基準となるようです。

意外だったのは、女の子より男の子のママ、一人っ子より複数の子供がいるママの方が上と見なされる事です。

服やバッグの値段もカースト制度の査定に関係があるなんて、面倒臭いですね~

常にキチッとした服装で出掛けないと、誰に見られているか分かりません。

ママカースト制度から抜け出せないママたち

こんなの変だ!と内心みんな思っているけど、そこから抜け出すと、そのしわ寄せが子供に行く事を恐れているのかな?という気もしました。

連絡網から外されたり、子供じみた嫌がらせを仕掛けてくる事もあるそうです。

小学校の場合、教師がモンスターペアレントからの圧力を受けて、鬱になって辞めていくケースもあるので、色んな意味でもカースト制度は問題があると思います。