婚活をしていて、どうしても気になるのが、「もしかしてヤリ目なんじゃないの?」と言うこと。
男性と女性が出逢いを求めて集まれば、自然とそこに善からぬ想いを持った人も寄ってくるのは、致し方ないこと!
本気の婚活をしているこちらとしては、本当に迷惑でしかないんですけど!(怒)
ヤリ目男性?そこらじゅうにいます!そんな男性は通報!
「婚活をしていて、ヤリ目男性と会ったことはありますか?」と聞かれたら。
私の答えは「はい。」なんです、残念ながら!
こんなことを書くと、婚活に尻込みしちゃうかもしれませんが。
出来れば、そんな男性とはお目にかかりたくはないのですが!
居るんですよね、どこにでも。
婚活パーティーにもいましたし、婚活サイトにも居ました。
でもやっぱり、どちらかと言うと婚活サイトの方が、出会ってしまう確率が多いかも。
婚活サイトって、登録が無料のところがほとんどなので。
無料って、そう言う部分がちょっと怖いですよね。
登録して、良さそうな人がいたら…ならまだマシで、誰彼かまわずメッセージを送ってくるのなんて、当たり前で。
誰か応じる人なんているの?と言うような、一目でヤリ目じゃん!と分かる内容のメッセージもザラです。
「あっ!メッセージが届いてる!」とウキウキ気分で読み始めたと思ったら。
「なんじゃぁ、こりゃぁ!」で、ホント気分悪いったら(泣)。
でも、正直、そんなメッセージに、かまう暇なんて私には、な~いっ。
ヤリ目男性なんて「あっ。蚊だわ。」パチン!と同じ感じで駆除です、駆除!
そんなメッセージが来たらすぐに、通報ボタンをポチッ。
最近の婚活サイトには、「この人、おかしい!」と思ったら、クリックするだけでサイトの運営会社に知らせることが出来るので。
悩んだりせずに、楽々解決できますよ。
本当に、これすごく便利!
まぁ、メッセージを読んじゃった気分の悪さは、悲しいかな、すぐに解決出来ないかもしれないけど。
おいしいものを食べるか、たくさん買い物するか、友達とバカ騒ぎするかして、発散!解消!
気になった男性は友達とカップルに。でもその男が最低だった!
これは私と友達のナッチャンとで参加した婚活パーティーで遭遇した男性の話。
背が高くて、ヒョロッとしていて、カジュアルだけどちゃんとしたものを着こなしていた竹内さん。
顔はちょっとサル顔だけど、決してモテない感じではなくて。
年齢は40歳。
でも、もっと若く見えました。
趣味でサーフィンをしてるんだなんて、言ってたりもして。
話していても、面白いし、会話もポンポン弾むし。
そんな竹内さんを、私は「話し易くて良いなぁ。」と思って。
もう1度会ってみたいと思って、第一希望の男性として、カードを提出したんです。
結果は、なんと!
一緒に参加していたナッチャンと竹内さんがカップル成立!
そりゃまぁ、ちょっとショックだったし、残念だなって言うか、悔しいなって言う気持ちが全然ナイって言ったら、それはウソだし。
でも、まぁ、私は次の出逢いに!と、気持ちをすぐに切り換えようと、自分に言い聞かせてました。
連絡先を交換しているナッチャンと竹内さんを横目に…。
手を振り払い続けたら脈ナシ?姑息な方法で逃げられた!
婚活パーティーの翌日。
「明後日、竹内さんと映画見に行くことになった~。」と、ナッチャンからメールが。
「良いな~。」と羨む気持ちが押さえきれなくて。
返信も出来ずに、スマホの画面を消しました。
あぁ、嫉妬なんて。
性格、悪いなぁ。
嫉妬してたら、顔もお肌も性格も曲がるぞ!
ゆっくりお風呂に入って、老廃物も嫉妬も、デトックスだ!
ゆっくりお風呂に入って、リラックスもしたはずなのに。
なかなか寝つけなかったなぁ。
それでもナッチャンと竹内さんの映画デートの日。
気にしないようにと思っても気になっちゃって。
でもメールなんて出来ないし、ナッチャンから何かリアクションがあるまで、ひたすら待ってました。
その間、何回スマホを見たことか!
チラチラ、チラチラ。
と、20時過ぎにナッチャンから電話が!
「あれ?こんな時間に、もう?早くない?」と思いつつ、電話に出ると…。
「やられた!」と、ナッチャンの第一声が。
竹内さんとナッチャンは、駅で待ち合わせをして、映画館へ。
今、話題の映画を見る予定でいて。
映画が始まるまでは、なんてことのない普通な感じだったんですが…。
映画が始まって30分。
竹内さんが、ナッチャンの膝の上に手を置いたり。
置くだけじゃなくて、サワサワと触ってきたり。
肩に手を回されたり。
脇腹をコチョコチョされたり。
ナッチャンは、その度に、笑顔で手を振り払ってたそうで。
そんな攻撃?が続くこと30分。
竹内さんからの攻撃に負けることなく、ナッチャンは映画を見ていたものの。
「話題になってる割には面白くないなぁ。」と思っていたその時。
竹内さんが「あんまり面白くなくない?映画止めて、ご飯に行こうよ。」と。
本当にそう思ってたナッチャンは、「そうですね。」って二つ返事で。
二人で席を立ったんだそうです。
ロビーに出た竹内さんが「オレ、トイレ行ってくるわ。」と。
「なら、私も~。」とそれぞれトイレに入って。
出てきたけれど、竹内さんの姿はまだナシ。
と、そのまま待つこと15分。
竹内さんがトイレから出てくることはなく。
心配になって、通りかかったスタッフの方に竹内さんの特徴等を話して、トイレを見に行ってもらうと。
「該当するようなお客様はいらっしゃいませんでした。」って!
そう!映画館の中で、手を振り払われ続けた竹内さんは「こいつはヤラせてくれない!」と判断したらしく。
トイレに一旦入って、ナッチャンもトイレに入ったことを確認して、すぐさま映画館を後にしたみたいで!
イヤな目にあったって。しっかりしてるのよシンデレラは!
ナッチャン曰く「随分、後ろの端の方のシートを取るなぁ。って思ったよ?」
「シートに座った途端、顔をやけに近付けてくるなぁ。って思ったよ?」
「嫌らしさ駄々漏れの触り方で、すごくイヤだったけど、それでも一応、笑ってやんわり手を払い続けたよ?」
「トイレ長いな、大なのかな?とか、思ったよ?」
「でもさ、具合悪くなっちゃったのかな?大丈夫かな?って心配しながら待ってて。スタッフさんにまで見に行ってもらったのに!私が恥ずかしいわ!」って。
イライラMAXのナッチャンは、コンビニでビールと酎ハイを買ってきて、サキイカをつまみに呑みながら、電話をくれたのでした。
電話の向こうからは、プシュッて缶を開ける音が、何回したかなぁ。
ナッチャンは散々、竹内さんの悪態をついてたけど。
「あ~っ!ムカツク。呑んでやる!」って言ってたけど。
明日の仕事に支障が出ないように、二日酔いにならない程度に、酔っぱらうんだろうな。
どんなにイヤな目にあったって、その辺はしっかりしてるのよ、未来のシンデレラは!
分かってんのか、竹内よ!
で、その翌日。
竹内さんから「あんだけ誘ってやったんだから、普通ヤらせるだろ。」ってメールが来たそうで。
金曜日の仕事終わりにナッチャンと待ち合わせて。
居酒屋で呑んで、コンビニでビールと酎ハイとワインとオツマミとスイーツをガッツリ買い込んで。
ナッチャン家で、しこたま竹内さんの悪口を言いながら、しこたま悪酔いしてやりました。
もう1度言う!
分かってんのか、竹内よ!!
こっちは真面目に出逢いを探してんだよっ!
それなのに、人の気も知らないで、ヤリ目で婚活パーティーに来てんじゃね~よ!
ヤリ目とは気付いてなかったとは言え、そんな男を心配したんだぞ、ナッチャンは!
バーカ!バーカ!地獄に堕ちろっ!
って、あらヤダ、汚い言葉を吐いちゃったわ。
でも、この気持ち。
分かってくれますよね!!
声を大にして言う!邪魔しないで!お邪魔虫どもめっ!
ナッチャンはまだ、未遂だったけれど。
未遂じゃない場合も、当然あって。
本当にヤリ目の男性はゴロゴロいて。
婚活の場に行けば、女性が割りと簡単に釣れるとでも思っているのかしらね。
こっちは、一人一人との出逢いを大事にしたくて。
不安と希望で胸をパンパンにしながら、婚活してるのよ、毎日・毎回。
絶望する日もあるし、ルンルンの日もあるし。
そんな中でのヤリ目男性の存在は、まさにムダ!
あなたなんかに割いてる時間は、な~いっ!
ヤれそう・ヤれなさそうで女性を判別してるあんた達なんかと違って。
真剣なんですっ!
大真面目なんですっ!
本当にもう!
邪魔しないで!
誘われたからってヤリ目じゃない?体の相性を優先しただけ?
ヤリ目と言えば、男性!と思って書いてきたけれど。
女性にもいる?
ヤリ目の女性…。
男女問わず、色々なタイプの人と、ステータスの人としたいと言う人は、まぁ、いるんだろうなぁ。
そう言えば、誰だったかな?女性タレントさんが言ってたな。
「体の相性も大事だから、先にヤっちゃうの全然アリ!」って。
「性格とか、クセとかは諦めたり、治したりは出来るけど、体の相性は治しにくいし。」って。
う~ん。
こう言うのは、ちょっとヤリ目だけとは意味合いが違うのかもしれないけど。
ヤリ目じゃなくて、体の相性を優先する・重要視するってことなのかもしれないけど。
良いなと思う人がいたら、その人のしゃべり方とか仕種とか、そう言うものの向こうに、そう言う行為を想像したりすることは…正直あります。
でも、それを初対面で考えるかな?
そう言うのって、もう少し先の話しじゃないの?
私の中の優先順位の問題か?
それとも私の考え方が、もう古いっ?(汗)(泣)
もし、ナッチャンが竹内さんの誘いに乗っていたら。
相性が良かったら、彼女になって、結婚する可能性もあったってこと?
う~ん。
それは…無さそうだよなぁ。
あのシュチュエーションだし、翌日のメールだし!(怒)
あれ?私の頭の片隅から声がする。「もしかしたら自分だって」
なんかちょっと今、思い出したことがあるんですけど…。
ネットの方の婚活で知り合った男性がいて。
私よりも20歳年上の、55歳になるミナトさん。
大手企業でエンジニアをしている方でした。
ミナトさんはバツイチ。
離婚をされて12年。
お子さんを3人、男でひとつで育ててきた方でした。
ネットのプロフィールを見て、私からアプローチして。
メッセージをけっこう重ねた上で「会いましょう」ってことになって。
会ったら年齢も年の差も、全然感じなくて。
私は、メッセージの時から、ミナトさんとの時間が楽しくて。
初めて会った時から、私はメロメロだったのかも。
今、思うと。
だからもっとたくさん話していたくて、一緒に居たいなぁと思っていて。
そんな時にミナトさんが「今日は、会ってくれてありがとう。今日は、このまま送って行くね。」って。
私は「今日は、このまま送って行くね。」の「今日は」にピクッ!と、耳が反応してしまって。
勝手に「次に会う時は、もしかしたら…。」と思っちゃったんです。
「今日」そうなることが目的で会ってるんじゃないんだよ
程なく1週間後に、ミナトさんとデートが実現して。
食事をして、たくさん話して、ドライブをして。
「じゃぁ、そろそろ送ろうね。」とミナトさんが言った時。
私は「色んな準備、出来てます。」って言っちゃったんです。
どんな意味で私が言ったのかを理解した上で。
そんな私にミナトさんが言った言葉。
それを思い出しちゃいました。
「ハナちゃん、あのね。バツイチでこんなオジサンに、君がどうして興味を持ってくれてるのか、僕はまだ分からないんだ。だからお互いに理解できてない段階で、そんなことを言ってはいけないんだよ。」
それからニッコリ笑って「そう言ってくれるのは嬉しいけどね。今の僕は、ハナちゃんと今日、そうなることが目的じゃないんだ。」って。
ミナトさんとはその後、ミナトさんの海外出張が増えて、自然消滅みたいになってしまったけれど。
あれって、私がミナトさんには、ヤリ目でって見えてたのかもしれないな…。
って今ごろ、そんな風に思えたところで、遅いんだけど!
気持ちがあったとしても、ヤリ目かどうかは相手次第?
なんか難しいな。
あんなに、竹内さんのことを罵ったけど。
相手への想いの違いはありえども。
結果としては、ヤリ目と思われても仕方ないことを、自分もしてたのかも、なんて。
ヤリ目かどうかって、相手の捉え方次第でもあるんだな。
でも!竹内さんのナッチャンに対しては、絶対にヤリ目だ~!
絶対に私のはヤリ目じゃな~いっ!
ミナトさんに謝りたいよ、今更ながら!(泣)