モラルハラスメントは、モラルによる精神的な嫌がらせで、言葉や暴力などで相手を追い詰める行為です。
今はモラハラって社会的問題ですけど、モラルによるハラって言葉が無かった頃から、特に女子社員が多い職場ではイジメが行われていました。
新人の頃は一番下っぱだから、100%文句言われる側でしたが、だんだん後輩が出来て、役職が付いてとなるうちに、文句言う側になっていきますよね。
立場上、厳しい言動を取る場面もあると思います。
その時に言われた方が「ストレス」や「プレッシャー」を感じないような話し方や態度が必要だと思います。
イジメは無自覚でも、相手を死に追い詰めること

モラハラは、スケープゴートのようなイジメです。
この世の生き物は弱肉強食で、強い者だけが生き残る世界なのかもしれません。
ただ人間以外の動物の弱肉強食は、子孫繁栄だったり、食べる(生きる)為だったりします。
でも人間のイジメ(モラハラ)は、自分の自尊心を満足させたり、ストレス解消だったり、歪んでいて冷酷だと思います。
人間は無邪気とされる幼稚園くらいの子供でも、イジメが行われています。
小学生や中学生になると、イジメを苦に自殺する子まで出てきて、本当に嫌な世の中だなと感じる事が多いです。
自殺に追い込んだイジメっ子たちの多くは「無自覚」で、チョッとからかっただけと思っている場合が多く、イジメていた子が自殺して、初めて事の重大性に気付いたりします。
中にはそれでも気付けない子もいるかもしれません。
いつか自分が親になって、子供がイジメられて初めて気付くのかもしれず、因果応報、親の因果が子に報いというパターンかもしれません。
もしかしたら、子供の頃から人をイジメる癖のある人が大人になっても、無自覚なまま人を傷付けているのかもしれません。
言葉は「言霊」と言いパワーが宿っています。
だからこそ、使い方によっては「凶器」になる可能性だってあります。
「言葉の暴力」は、カラダの表面に傷が付かないので目に見えませんが、心の中は傷付きボロボロで血が流れているかもしれません。
そして一度口から放った言葉は戻す事が出来ません。
だからこそ、慎重に言葉は選ばなければいけません。
自分の言葉で、人の心を殺してはならないのです。
自分の放った凶器の言葉は人を傷付けて、いつかブーメランのように「自分に返って来る」ので、その時に後悔しても遅いのです。
お山の大将?モラハラ女は猿山の女ボス猿?!

モラハラをするタイプは、「自分が一番」だと思っている、一番じゃなくては気の済まないタイプの人が多い傾向があります。
なので、自分より優秀だったり人気者だったりすると、途端に嫉妬の炎をメラメラと燃やしてしまいます。
特に上司から目を掛けられたり、可愛がられたりすると、「出る杭を打ちまくり」仕事が出来ないという印象を上司に与えるように画策します。
自分の手は汚したくないので、取り巻きや後輩にやらせるズル賢さがあります。
男性のモラハラより陰湿なのは、「陰でイジメる」ところです。
暴言や暴力は上司の目に止まり、自分が注意される危険があるので、見えない所でイジメる傾向があります。
◆一人だけで仲間はずれにする
まるで「透明人間」のように扱われ、一人だけ無視されて話し掛けても知らん顔されてしまいます。
上司がいる所では普通に話すので、会社にバレる事が無いという念の入れようです。
誰も逆らえない雰囲気の会社では、集団無視となるので辛さは倍増します。
飲み会も一人だけ誘われず、ランチも一人ぼっち、旅行のお土産も一人だけ貰えないなど、子供じみた嫌がらせをされます。
◆小声でコソコソと話し、半笑いで見る
本当は関係ない話でも、モラハラされている人が来た途端に「ヒソヒソ声」になり、嘲笑うようにチラチラと見たりします。
された方は「自分の陰口」のように思えて、どんどんストレスが溜まっていきます。
自信過剰な人を撃退するには?
モラハラのリーダーは、自己中心でワガママな性格をしていて、チヤホヤされる事が大好きです。
こういうタイプを懲らしめるには、鼻をへし折るしかありません。
◆豚もおだてりゃ木に登る作戦
自信過剰の人は、実は他人からの評価をすごく気にしています。
本当は気が弱いのを隠す為に「虚勢」を張っています。
弱い犬ほどよく吠えると言いますよね?威嚇しているわけですよ。
本当に強い犬はじっとしていて、ここぞと言う時に「ワン」と低く吠えます。
キャンキャンかん高い声で鳴いたりしないのです。
そこで、その自信をへし折り、弱さを露見させる方法が「豚もおだてりゃ木に登る作戦」です。
自信過剰な人は褒められる事が大好きなので、絶対に無理な事も「期待を掛けられる」と「出来ないと言えない」と所があります。
登るだけ登られせて、自分から落っこちるように仕向けて、「自分の限界を思い知る」と自信を失って大人しくなります。
嫉妬が原因?バリキャリのモラハラの実態とは?!

日本でも女性が高いポストにつく事が増えてきましたね。
まだアメリカなどの国と比較すると、全然少ないと思いますが、女性の社会進出が成功したという証だと言えます。
先に上に立ったバリキャリは、さぞかし女性社員の良いお手本となり、女性が働きやすい環境を率先して作ってくれると、とても期待していたと思います。
男には理解出来ない事も、同性なら分かってもらえると期待し、応援したい気持ちになったと思います。
でも現実的には、良いリーダーとならなかった場合も多くいて、思いもしなかったモラハラをして同僚や後輩を苦しめるケースも残念ながらあります。
なぜ彼女たちはモラハラモンスターになってしまったのでしょうか?
女性が男社会で出世する事のストレスの大きさとは?
日本はまだまだ男社会なので、女性がポストにつく事を面白くないと思う男性が多くいます。
パワハラやセクハラで嫌がらせを受け、それでも頑張って認められる間には、相当なストレスを受けてきたはずです。
時には恋愛を犠牲にしたり、結婚を諦めた人もいるかもしれません。
何かを犠牲にして、我慢して、それでも仕事での成功を選んで進んできたはずです。
中には仕事も女の幸せも両方とも手に入れた人もいますが、ほんの一握りの女性だと思います。
バリキャリの女性が「私は仕事と結婚したのよ」なんて冗談めかしに言いますが、冗談では無いんだと思います。
得られなかったものへの嫉妬が爆発する
◆遊び半分に見える女子社員への怒り
バリキャリは「だから女はダメなんだ」と、男性上司から呪いの言葉をかけ続けられた過去があるので、仕事に甘えがある女子社員を見ると、「あんたみたいな仕事に甘い女子社員のせいで、女全体がバカにされるのよ!」という怒りの感情が起こってしまうのです。
本当は気楽に働いている人を、羨む気持ちも心の底にはあるのかもしれません。
◆既婚者(子育て中)への怒り
既婚者で子供がいると、「子供が熱を出した」「学校行事がある」などの様々な理由で、会社を休んだり、遅刻早退、残業の拒否など、子供を理由に業務に支障が出る場合がありますよね?
「給料貰ってるなら、プライベートを理由に出来ないと言うな!」という怒りの気持ちがあります。
本当は結婚して子供がいる幸せを、羨む気持ちも心の底にはあるのかもしれません。
◆若さへの怒り
新入社員の可愛い女子社員には、男性上司は甘い傾向があります。
それに甘える新入社員に、「学生気分で働くんじゃない!」という怒りの気持ちがあります。
本当は男性に素直に甘えられる事を羨む気持ちも心の底にはあるのかもしれません。
やられたらやり返す?モラハラ女に一矢報いたい!

モラハラをするような人間は、レベルが低く(スピリチュアル的には波長が低い)人だと言えます。
だから同じ事をして仕返しするのは、自分のレベル(波長)を低くしてしまうのでオススメ出来ません。
人殺しに復讐してやると、犯人を殺したら同類になるのと同じ事です。
でもモラハラが原因で退職に追い込まれた場合、自分が去ってもまた同じ事が繰り返されるだけです。
それにモラハラ女が野放しにされている事にも、やっぱり我慢出来ずに怒りがこみ上げると思います。
モラハラ女に一矢報いた実例
これは私が体験した実例です。
私の職場は9割が女子社員の職場で、直属の上司だけが男性の部署でした。
猿山のボス猿のようなモラハラ女がいて、スケープゴートにした人をイジメるという事が繰り返されていました。
私はボス猿とは裏シフトだったので、あまり関わりにならなかったのですが、シフト変えがあって事態が急変しました。
最初の頃はイジメられる事もなく、そんなに嫌な人じゃないのかな?と思っていました。
その人の夫は同じ会社の別の部署にいて、ボス猿女から「夫の部署にあなたを気に入ってる人がいるんだけど、付き合ってみない?」と言われました。
その人はバツイチで、全くタイプでは無い男性だったし、実は彼氏がいたのでお断りしました。
それからモラハラが始まり、変な噂をされたり、無視されたり、嫌がらせが始まりました。
一人暮らしで朝晩は軽めの食事だったので、ランチだけは栄養のあるメニューをと思い、ランチは外食していました。
すると「毎日外食なんて、夜働いているんじゃない?」と噂を流されました。
なので、意地でも早起きしてお弁当を作る事にしましたが、電車が始発の勤務もあったので、とてもストレスでした。
自分がスケープゴートにされるなんて、すごくショックでした。
そんな時に、社食で一人ランチしていると、別の部署の先輩に声を掛けられて、一緒にランチしました。
実はこの先輩は「部長の女(不倫相手)」だったんです。
社長と専務は天下りで、会社の事実上の権力は部長が握っていました。
私はその時に閃きました!この先輩に話せば部長の耳に入ると思ったんです。
私は過去の悪行も含め、全てボス猿のしている事を話しました。
私の予想は的中しました!なんと、ボス猿とその仲間は人事異動となって、私の部署からいなくなりました。
それからは平穏な日々が戻ってきました。
こうして私はボス猿を成敗する事に成功しました、メデタシ、メデタシ。
我慢は美徳じゃない!モラハラから逃げるが勝ちの時もあるのです

モラハラを受けていると、辛くてストレスでウツになる場合も多いケースです。
そうなると二択で、「我慢して働く」か「転職する」という決断になると思います。
景気が悪いと、転職をしようと思っても、なかなか条件の良い職場が無かったりします。
だから決断出来ずに、ズルズルと会社で忍耐を強いられてしまうのだと思います。
でも一時的に経済的に苦しくなっても、精神的に苦しいよりはマシだと思いませんか?
逃げるが勝ち!という言葉もあるように、辛いなら逃げてもいいと思います。
自殺する人は逃げる事を選択出来ずに、自分を追い込んでしまったんだと思います。
逃げるという言葉に抵抗があるなら「方向転換」と思っては如何ですか?
ハローワークの「特定受給資格者」で、会社都合退職扱いの補償を受ける
離職するとハローワークで手続きをすると思います。
通常は「自己都合退職」という事になりますが、これを「会社都合退職」にすると、補償が手厚くなります。
会社都合退職は、倒産やリストラが一般的な理由ですが、「モラハラ(職場のイジメ)」が原因で、自己都合退職扱いで辞めても、ハローワークで「特定受給資格者」に認められると、「会社都合退職」の人と同じ手厚い給付を受けられます。
これは知らない人が多いと思いますが、このような措置もあるようです。
会社都合退職の条件に、「離職を余儀なくされた人」という項目があって、「上司、同僚等からの故意の排斥または著しい冷遇もしくは嫌がらせを受けた」という場合にも該当する事になっています。
ハローワークで審査があるので、モラハラがあった証拠があれば用意しておくとスムーズです。
イジメの証拠
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- ボイスレコーダーで暴言を録音する。
- 嫌がらせメールやLINEのコピー。
- イジメの記録(いつ、誰に、どのような悪口を言われたか)をメモしておく。
- 職場の同僚の証言。
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会社の上司に相談したという事実も作っておくと良いと思います。
会社に記録が残る方法で郵送で文章(コピーしておく)を送るのも良いと思います。
どうせ辞めるなら、少しでも自分の得になるようにして欲しいと思います。
私は計画的にボーナスを貰ってから、退職すると上司に言いました。
まとまったお金が入って来ると、仮にすぐ転職出来なくても焦らないで済みますよ!
もしウツになって転職がすぐ出来ない状態なら、医師の診断書は必要ですが、「傷病手当て」を貰うという方法もあります。