職場処世術

陰口は言われても言うな!毒を吐くと自分の毒を吸う

どこの職場にも、人の陰口を言う人っていますよね?

自分が話題の中心になって誰かをけなして、みんなで嫌うことで仲間の絆を強くしようとします。

楽しい事で絆を強められたらいいのに、なんで人を傷付ける事で結託するんでしょうね?

女性が多い職場では、スケープゴート(生け贄)を作る事でまとまる傾向があります。

それが分かっているので、次は自分がスケープゴートになりたくないから、心の中で「こんな事しちゃダメだよね」と思っていても、止める事が出来ないのです。

本当に陰口を言われてる人に問題があって、その人が辞めたとしたら、そこの職場は平穏になるはずですよね?でも、少ししたら別の人が陰口を言われ出すという事が始まります。

つまり、陰口とは「スケープゴートを選ぶ為の口実」という事になります。

もし陰口を言われて苦しんでいるとしたら、自分に致命的な非があるわけでは無く、そんな理不尽な理由で選ばれただけなので、「自分はダメな人間なの?」と悩む必要は無いのです。

ある意味、「運が悪かっただけ」としか言えません。

スケープゴートにされやすい人の特徴は?

どの職場にも、お局的な中心人物がいますよね?スケープゴートは、その意地悪女が選んでいます。

選ばれた理由は曖昧で、意地悪から見て目立つ存在だったとか、人から好かれていて「嫉妬された」とか、「潰してやりたいと思われた」からです。

女性は感情の生き物なので、「自分の主観で敵や味方決めてしまう」傾向があります。

主観で選んだスケープゴート

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • 自分と正反対なタイプな人。
  • 男性社員から人気のある人。
  • 自分の主張に同調しない人。
  • 自分よりキレイだったり、裕福な人。
  • 上司から気に入られている人。
  • 自分の地位を脅かす人。

[/list]

どうですか?全て自分を基準にして「自分に都合の悪い人」を敵視する傾向がありますよね?

自分よりキレイで裕福で仕事も出来て、当然敵視されるはずが、難を逃れられる事もあります。

その場所は、相手が自分の手下のように、思い通りに動いてくれる人なら、敵視される事はありません。

本当に自分勝手としか言いようがありませんよね?

意地悪女は「臆病で被害者意識が高い」ので、自分がその相手から被害を被ると思い込んでいる場合もあります。

それは勘違いである可能性が高いのですが、たまたま意地悪女の意見に反論したとか、挨拶したけど無視された(たまたま気付かなかった)とか、些細なことが発端だったりするので、気を付けようもありません。

毒舌でも好かれる人もいる?悪口と陰口は違うの?

毒舌と言われる人って、他の人が思っていても口に出すのを躊躇うような事を、ズバッと口に出す人ですよね?

大概の人は「こんな事を言ったら嫌われる」とか「こんな事を言ったら非難されるかも?」と思う事でも、自分がそう感じたら平気で口に出します。

ある意味、「堂々と悪口を言っている」とも言えますよね~

同じ毒を持っていても、好かれる場合もあります。

毒舌タレントと言われる人って、ご意見番みたいな立ち位置で、毒舌トークしても逆に面白がられたり、正直者みたいに思われたりもします。

人気があるので、レギュラー番組も多かったりします。

悪口にも、陰と陽があるの?

毒舌タレントが好かれるのは、「堂々と悪口を言う」事で「正直者」と思われるからですよね?

毒舌タレントの有吉さんの言葉に、そのヒントを見付けました。

「その人がいない席で、その人の悪口を言うのは陰口になるんで、絶対にやっちゃいけない」

「人間、陰口を言われているのを知ったら、本気で嫌な気分になる」

「だから、徹底して言わない」

どうですか?なるほどな~って思いませんか?

本人に直接言う事は、悪口に聞こえても「真実を含んでいる」場合もあります。

「こういう所は良くない」とか「こういう所は直した方がいい」という気持ちが入った上での言葉なら、そこには「愛情がある」ので、聞いていても不快にならないからです。

また面と向かって言うのは、「相手からの反論も受け入れる」という事なので、「正々堂々」と潔さを感じます。

これに対して陰口は、その人の居ない所で「相手に気付かれないように」悪口を言うので、相手は反論も出来ないし、一方的に攻撃を受ける事になりますよね?

悪口は「正々堂々」、陰口は「卑怯」という差があります。

天と地ほどの差がありますよね?だから陰口を言う人を恐れず「卑怯者」だと思って下さい。

そこに気付けたら、生き地獄から抜け出せる切っ掛けを掴めると思います。

陰口を言う人は、泥まんじゅうを投げているようなもの

イメージしてみて下さい。

目の前には、あなたの陰口を言っている人がいます。

手には泥まんじゅうがあって、それをあなたに向かって投げています。

その泥まんじゅうが「陰口」で「悪意」だと思って下さい。

泥まんじゅうが投げ付けられたら、ヒョイとかわして下さい。

泥まんじゅうは外れて、あなたには当たりませんでした。

また泥まんじゅうを手にして、あなたに投げましたが、避けたので外れました。

これを繰り返すと、相手はどうなりますか?

泥まんじゅうで、手やカラダが「泥まみれ」になっているのが見えますか?

自分の毒で汚れた人間になっていて、すごく哀れに見えませんか?

陰口を言う人に巻き込まれそうになったら、どう切り抜けたらいいの?

意地悪女はズルいので、自分一人が悪者になる事は避けようとします。

周りを巻き込んで、「みんなも言っている」という状態にしようとします。

一対一では無くて、一対複数の争いにしてしまうので、意地悪女の傍にいると、陰口仲間という既成事実が出来てしまうので注意が必要です。

その場にいて、うっかり同調してしまえば、「◯◯さんが言ってたよ」なんて、罪を擦り付けられる可能性もあります。

一緒にいても自分の立場が悪くなると、平気で仲間を売るような自分勝手な人なので、一緒にいると損しちゃう相手だから、距離を置いた方がいいと思います。

陰口大会になったら、その場を離れよう

もし陰口を振られたら「そうなんですか?私って疎いから全然わからなくて」と惚けて、何か理由を付けてその場から離れましょう。

意地悪女は否定されると逆上して、陰口の矛先を変えて攻撃してくるかもしれないので、サラッと流すのがコツです。

もし立ち去る事が難しい時は、この方法を試してみて下さい。

「ところで、◯◯見た?」「ところで◯◯へ行ったんだけど」とか、昨日見たドラマの話とか、ランチに行った店の話とか、何でもいいので話題を変えてしまいましょう。

話を戻されないように、意地悪女の好きなドラマとか、好きなお店とか、少し意地悪女よりの話にしてあげたら、話題を変えられてチョッとムッとするかもしれないけど、直ぐに機嫌が戻ると思います。

そのグループの中には、陰口に同調していても本当は嫌だと思ってる人もいるはずなので、その人と目配せして話を変えてしまうと、陰口を増長させずに済みます。

イエスバッド方式で陰口をやめさせる

相手の考えを変えさせる方式に「イエスバット方式」というものがあります。

(イエスバット方式とは?)

一度相手の意見を肯定した後で、「でも◯◯だよね」と否定や訂正する事を言う方法で、言われた相手は一度は同調(承認)されたので、心を許した状態になります。

その後で否定的な事を言われても、その意見を受け入れやすくなるという心理です。

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子”]あの人ね、挨拶したのに無視したの!頭にきた!私をバカにしてるのよ![/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子” from=”right”]そうね、無視されたなら頭にくるよね[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子”]でしょー?性格悪いよね?![/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子” from=”right”]でも、聞こえなかっただけかもしれないよ、考え事してる時って、聞こえない事あるよね?[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子”]え…?あ…うん、そういう時もあるよね、聞こえて無かったのかな?[/say]

相手の話を肯定した後で、「でも」とひっくり返すと、案外と聞いてくれるものですよ。

陰口を言う人は臆病者!北風と太陽攻撃で相手の心のコートを脱がせる

悪口と陰口の違いについての章にもありましたが、相手に面と向かって「悪口」を言える人は、正々堂々として愛情を持っている人でしたよね?

面と向かって言える勇気を、ちゃんと持っているという事になります。

面と向かって言うと嫌われたり、逆に非難されるリスクもあるのに、勇気がある行動だと思います。

でも陰口を言う人は面と向かって言う勇気は無いので、陰口で自分はリスクを犯さない臆病者です。

臆病だから仲間を募って大多数の意見にして、自分を正当化しようとします。

自分の意見が大多数の意見になれば、自分がその事を言っても非難される事がないと安心感を得たいのです。

しれっとして、意地悪女に直接効いてみる

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”]A子さん!(確実に聞こえる大きな声で、聞こえないふりを防ぐ為に名前を呼ぶ)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]…な、何?(驚きつつ、嫌な顔)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”](ニッコリ笑顔で)お早うございます![/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]え?あ、お早う(渋々)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”]私、低血圧で朝が苦手で、ボーッとしちゃうんです。A子さんは低血圧ですか?[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]違うけど…(何なのよ!)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”]そうなんですか~私辛くて…たまに挨拶されても気が付かなくて、申し訳ない事しちゃって…(シュン)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]そうなの?大変ね…仕方ないんじゃない[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”]A子さんって優しいんですね!ありがとうございます、元気出ました!(目がキラキラ)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]そんな事ないけど(気まずい…)[/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B02.png” name=”B子”]もし、何か気にさわる事あったら言って下さいね!全力で直しますから![/say]

[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A02.png” name=”A子” from=”right”]う…ん、分かったわ(気まずい…)[/say]

あとは普通の会話に戻ります。

陰口の主と楽しげに会話をしている所を他の仲間が見たら、「あれ?仲直り?もう陰口言わなくてもいいのかな?」と思いますよね?

周りも陰口の主に気を遣っている部分もあるので、陰口の主を攻略すると、態度が軟化していく傾向があります。

直接対決の時の注意点は、「明るく」「無邪気に」「笑顔で」話すことです。

戦闘モードで話掛けると、言い争いになってしまうので、火に油を注ぐようなものです。

北風と太陽の話を知っていますか?

北風と太陽が旅人のコートを脱がせようとする話です。

北風は冷たい風邪でビュービュー吹き掛けて、強い風でコートを吹き飛ばして脱がせようとします。

旅人は寒くてコートをギュッと脱げないようにします。

今度は太陽が温かく降り注ぎます。

すると旅人は暑くなってコートを脱ぎました。

強引に人の心を動かすことは出来ないという教訓です。

陰口をアドバイスと捉える、ネガティブをポジティブに変換しよう

「転んでもただでは起きない」という根性を持てば、陰口を言われても、さほど気になくなります。

陰口は卑劣な行為だし、褒められる事ではありませんよね?でもその内容の中には、もしかしたら自分にも非がある内容が含まれている可能性もゼロではありません。

9相手が悪くても、1自分が悪い可能性もありますよね?少しだけ謙虚になれば、自分の欠点に気付けるチャンスだと思うと、ネガティブな出来事の中からポジティブな変換が出来たという事になります。

例えば「挨拶を無視された」という相手の主張の中から、「注意力が足りなかった」「せっかく挨拶してくれた人を傷つけた」という自分の非を見つけられますよね?

ネガティブな出来事の中でも、キチンと事実と向き合って、反省出来ると自分を成長させる事が出来ます。

そうすれば陰口を言われた事も、自分を成長させた経験として前向きになれます。

嫌な気持ちになったけど勉強になったと、相手を許してしまえば「それ以上傷付く事」は無くなります。

相手に怒ったり、ビクビクしなくなるので、相手もそれ以上言わなくなります。

不思議なもので自分がビクビクしていると、そういう波動は相手に伝わってしまうものです。

陰口に勝てるのは「無関心」、スルーすると悪意は威力を失っていく

好きの反対は何だと思いますか?嫌いだと思いますか?

いえ、好き反対は「無関心」なんです。

陰口を言って嫌う人は「感心」があるという証拠なので、「好き」に変換される可能性があります。

でも無関心は「気に止める価値も無い」という事なので、「透明人間」扱いされているのと変わりません。

ご当地キャラの人気者のふなっしーは、嫌われても平常心でいられるそうです。

ふなっしーはインタビューで、こんな風に語っています。

「嫌われてる人が好きになってくれる確率の方が高いなっしな」

「好きの裏返しは無関心とよく言うのはそういう事なっしな」

「無関心の人を振り向かせるのは難しいなっしな~」

つまり、アンチはファンになる可能性もあるという事なんですね。

嫌われてると思ったら「半分は好きでいてくれる」と思うようにすれば、「あと半分好きになってもらおう」って思うようにすると、少しだけ心が軽くなりませんか?

何か悪意ある言葉を言われたら、「あ~そう思うのね」と聞き流してスルーしてしまう、その事柄に無関心になってしまう事が有効だと思います。