聞き上手って、異性にモテたり、人に好かれたりしますよね?
それだけじゃなく、仕事の場面でも生かせますし、女子会でも活躍する事が出来ます。
聞き上手が好かれるのは、話したがり屋が多いという理由もあります。
ただ聞くのでは無く、上手に相手の話を引き出す事がポイントです!
聞き上手は相槌上手?それだけでいいの?
聞き上手が相手の話を引き出す場合に使うのが「相槌」です。
なーんだ相槌か~と思いましたか?でも相槌を打てばいいという話でもありません。
相槌が下手だと、逆にバカにされている気になったりもしますよね?
相槌は何の為にするの?
相槌とは、相手の話を聞きながら、同意や同感の意味で頷く、人の話に調子を合わせる事です。
日本語の会話の中では、約20秒に一回相槌するというデータがあるそうです。
これは世界的にも珍しいそうで、仮に英語で会話している最中に、20秒に一回相槌を打つと「会話を邪魔された」と感じるようです。
相槌に関する認識も、国によって違うようですね~でも、ここは日本!やはり相槌は会話に必須なものです。
もし会話に相槌が無かったら?
話の途中で相手がもし全く相槌を打たなかったら?想像してみて下さい、どんな感じだと思いますか?
全く相槌が無い会話は、すごく緊張感があります。
相槌は「話を聞いてますよ」という合図でもあり、「聞いてもらえている」「理解してくれている」という「安心感」を得られています。
だから全く相槌が無いと、相手がどう思っているのか分からないので、とても緊張してしまうのです。
よく沈黙が怖いと言いますよね?それは会話中でも同じ事なんですね。
相槌は会話をスムーズに進める為に、とても重要な役割をしている事が分かります。
話ベタほど相槌が必要なの?
女性は話すのが好きで、マシンガントーク炸裂!なんて事も多いですよね~話ベタの人には、会話に入り込む隙はありません。
だから会話の輪に入っていけなくて、仲間外れになってしまう人もいると思います。
話ベタの人が自分から積極的に会話をリードするのは、かなりハードルが高いと思います。
でも簡単に会話に参加出来る方法があります。
それが「相槌」を打って、聞き手に回る事です。
話している人が気持ち良く話せるように相槌を打って、会話が盛り上がる手助けをする事です。
バレーボールで言うと絶妙なトスを上げるような、サッカーなら絶妙なパスを出すような感じです。
上手なトスやパスがあると、アタックやシュートを決めやすくなりますよね?
相槌は会話のアシストみたいな感じです。
相槌を打つ聞き役は一見目立たない存在ですが、いい仕事をすれば欠かせない存在になれます。
話の腰を折ると嫌われる?
話好きな人が嫌うのが、自分の話の腰を折られる事で、邪魔されたと感じるとイライラします。
相槌は話を盛り上がるツールのようなものなので、会話の邪魔になる事もありません。
スムーズな会話は、聞くを7分、話すを3分と言われています。
最初の7分は相槌しながら話を聞いて、それに対しての意見や自分の話題に移行するのが、スムーズな会話の流れと言われています。
もし会話が苦手なら、最初は相槌だけにして、慣れてきたら相槌+自分の意見(アドバイスや感想)を付け加えると良いと思います。
会話が上手になるには、場数を増やすのが一番だと思います。
頭の中で考えているだけでは、少しも上手にはならないので、最初は上手くいかなくても、チャレンジする事が大切です。
立派に会話が成立するし、少しづつ自分の意見も言えるようになってきます。
会話のトレーニングとしても、相槌はドンドン利用していくと、話ベタを克服出切るかもしれません。
相槌のバリエーションを増やすと、会話が飛躍的に盛り上がる
相槌って具体的には、どんな言葉を使っていますか?
[list class=”li-mainbdr strong”]
- はい(はい、はい)
- ええ(ええ、ええ)
- うん(うん、うん)
- なるほど
- へぇー
- そうなんだ
[/list]
こんな感じでしょうか?でも相槌のバリエーションが少なくても、同じ相槌ばかりだと話は尻つぼみになっていきます。
相槌のバリエーションが少ないと、話が盛り上がらない理由とは
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]昨日、新しく出来たカフェに行ったの~[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]へぇー[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]パンケーキが美味しいって口コミが多い店なの[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]うん[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]1時間も並んじゃった[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]へぇー[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]フワフワ食感で、インスタ映えして、美味しかった![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]うん[/say]
この相槌どう思いますか?一応聞いている感じはするけど、話している方にすれば、なんか手応えを感じない相手ですよね?AとBとのテンションの違いには、かなりの温度差がありますよね~
おそらくAは話しているうちに「私の話はつまらないのかな?」と思い始めて、「もういいや」って会話を終了させて、別の人に話に行くかもしれません。
この会話を別なCという登場人物で、相槌の種類を増やしてみたいと思います。
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]昨日、新しく出来たカフェに行ったの~[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/C.png” name=”C” from=”right”]マジで!いいなぁ~[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]パンケーキが美味しいって口コミが多い店なの[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/C.png” name=”C” from=”right”]パンケーキ?食べたーい![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]1時間も並んじゃった[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/C.png” name=”C” from=”right”]そうなの?すごーい![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]フワフワ食感で、インスタ映えして、美味しかった![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/C.png” name=”C” from=”right”]そうなんだ~美味しそう![/say]
BとCの相槌を比較してみて、どんな印象を持ちましたか?
自分がAだったら、確実にCと話している方が楽しいと感じませんか?
相手の気分を上げてあげる事をチョッと意識して相槌を打つと、会話が盛り上がっていきます。
注意!相手の気分を害する相槌
相槌は会話に必要ですが、場合によっては逆効果になる場合もあるので、相槌の仕方には注意が必要です。
先ほどの会話をDという登場人物で別な相槌にしてみます。
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]昨日、新しく出来たカフェに行ったの~[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/D.png” name=”D” from=”right”]ええ、ええ、ええ[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]パンケーキが美味しいって口コミが多い店なの[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/D.png” name=”D” from=”right”]はいはい、はいはい[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]1時間も並んじゃった[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/D.png” name=”D” from=”right”]なるほと、なるほど[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]フワフワ食感で、インスタ映えして、美味しかった![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/D.png” name=”D” from=”right”]すごい、すごい、すごい[/say]
相槌を連続で連呼する方法にチェンジすると、どんな印象を持ちましたか?
なんか「急かされている」ような「バカにされている」ような印象がありませんか?
このパターンも、話し手が気分を害して、会話をストップしたくなるケースです。
「この人、話を止めさせる為に、わざと急かせるような相槌を打ってるの?」という気持ちになってくるからです。
こうなると、最悪もう話しかけたくない!とケンカの原因になる可能性も出てきます。
そんなつもりは無くても、相手を不快にさせる事があるので注意しましょう!
会話途中で相槌を被せるのはNGです
Dの相槌を更にグレードダウンさせるのは、「会話に被せる」事です。
「昨日、新しく出来たカフェに行った…ええ、ええ、ええ」
「パンケーキが美味しいって口コミが多い店な…はいはい、はいはい」
「1時間も並んじゃっ…なるほど、なるほど」
「フワフワ食感で、インスタ映えして、美味しかっ…すごい、すごい、すごい」
先ほどの話が終わる前に相槌を被せると、こんな感じになります。
どうですか?めっちゃ感じ悪いですよね?会話を遮られるのは、嫌われる行為なので絶対NGです!
良い相槌は「相手の話を引き出す」という目的があるので、「間」も大切なポイントです。
会話のテンポを良くする相槌がベストだと思います。
コールセンターの相槌のテクニックとは?
私はコールセンターで働いていた事があります。
コールセンターには大きく分けて2つの仕事があります。
「受信」と「発信」の仕事があり、「発信」はいわゆるセールスのお電話です。
お客様の家に電話をかけて、サービスの案内をして、契約を獲得する仕事です。
「受信」はお客様からの電話を受けて、質問にお答えする仕事です。
「発信」はトークスクリプトがあり、話の主導権は掛けた側にありますが、「受信」はお客様側に主導権があります。
聞くスキルが求められる仕事
受信の仕事で一番難しいのは、お客様の話を聞く事です。
聞くと言っても話し相手になる事では無く、「要件」を聞くという事です。
そんなの簡単!と思いますか?自分の電話の目的を的確に伝えられる人は、意外と少ないんです。
だから言いたいことを聞き出すテクニックを、色々と駆使しています。
その中の1つが相槌で、クレーム対応でも相槌は重要で、相槌が良いと、お客様の怒りがおさまってきたりします。
コールセンターでは敬語が基本ですが、日常生活だと丁寧過ぎるので(左様でございます←なんて使わないでしょ?)日常的な言葉にかえてお伝いしたいと思います。
相槌を打つ前の基本編
相槌は言葉のテクニックです。
コールセンターは電話でのコミュニケーションなので、お相手の顔は見えません。
でも「声の笑顔」を心掛けて(ブースには鏡があります)、声のトーンなど気を配っています。
言葉も大切ですが、話しを聞く態度も重要です。
その1つが「表情」で、楽しい話なら「笑顔」で、悲しい話なら「真面目」な表情で聞く姿勢が大切です。
会話と表情がちぐはぐだと、「目が笑ってない」みたいな事を言われるわけです。
2つ目に動作「頷く」事です。
話している方も「頷く」動作を目で見て、安心感を得て話がしやすくなります。
相手の話すスピードに合わせること。
先ほどの話に被せる食いぎみな相槌の例を紹介しましたが、あれは相手の話すスピードに合っていない見本です。
話し手と聞き手のスピードが合わないと、会話がちぐはぐになってしまうからです。
◎相手のペースに合わせる事が鉄則です。
声のトーンに強弱を付けて、声に表情を出すこと
いくら相槌のバリエーションが増えても、棒読みな言い方をしていたら、すごく不自然な感じがしませんか?
声に感情を乗せる事で、共感の姿勢が出来るので、話し手に満足感を与えられます。
相槌に強弱をつける
一本調子の相槌もわざとらしさがあり、話し手に不自然な印象を与えます。
全てテンション高めに相槌を打つのは、女子高生なら通用しても、社会人の会話ではバカにされた気がする場合もあります。
簡単な方法としては、最初は抑え目か普通のトーンで相槌を打って、相手が強調したい内容に入ったら、それに合わせて強めに相槌を打ち、相手がトーンダウンしたら、合わせて弱めに相槌を打つと、自然な印象になります。
同じ相槌(言葉)を続けないこと
例えば、ずっと「はい」「はい」とか、「へぇー」「へぇー」とか、同じ言葉で相槌を打つのは、相手から見て「共感」してくれているように感じません。
共感が感じられないと、「話が退屈なのか?」という不安を与える事になります。
これでは相槌を打つ意味がありませんよね?だから最低でも5つくらいの言葉のバリエーションを用意して置くと良いと思います。
《まとめ》
相槌に必要なこと。
[list class=”li-niku”]
- 表情(笑顔など、会話の内容に合った表情)
- 頷く
- 相手のスピードに合わせること
- 声のトーン
- 強弱を付けること
- 相槌(言葉)のバリエーション
[/list]
この基本を身に付けて、更に言葉のテクニックを覚えると、相槌をスキルアップさせられますよ!
相槌のバリエーションを増やしてスキルアップ!
相槌には複数なバリエーションがあり、話を聞いていますよという合図の相槌から、話を更に促して盛り上げる相槌など、主導権は話し手側に見えて、実は聞き手側がリードしている場合もあります。
会話を聞いてる合図の相槌
「はい」
「うん」
「ええ」
軽く頷く動作も時々入れましょう。
会話の進行を妨げない相槌ですが、注意点としては目上の人や会社などでは、「うん」は避けた方が良いです。
なぜかと言うと、新入社員の「うん」という相槌に、「常識が無い!」とお局の怒りが爆発しているからです。仕事を教えてもらう立場の人が、「うん」と相槌を打つのは失礼に当たるので気を付けましょう!学生気分が抜けきらないと、挨拶無視の原因になりますよ~
会話を盛り上げる相槌
基本の「さ・し・す・せ・そ」という相槌があります。
「さ」→さすが!
「し」→知らなかったです!
「す」→すごい!、素晴らしい!
「せ」→センスありますね!
「そ」→そうなんですか!
相手に優越感を与える相槌なので、気持ち良く会話を促す事が出来るので、会話が盛り上がります。
相手の意見に同調する相槌
「なるほど」
「確かに」
「そうですよね」
「分かります」
「私もそう思います」
「もっともです」
「その通りだと思います」
「全くそうですよね」
相手の意見に同調する相槌を打つと、自分の考えが間違っていないんだという安心感を得るので、さらに饒舌になっていきます。
相手の言葉をオウム返しする
相手の言葉を繰り返す(オウム返し)事で、相手は自分の考えを客観的に冷静に考える事が出来ます。
そして繰り返される事で、自分の気持ちが肯定されたような気持ちになるので、高ぶった気持ちも落ち着いてきます。
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]今日ね、部長に叱られちゃったの[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]そっか、部長に叱られちゃったんだ[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]あんなに怒鳴らなくたって!悔しくなっちゃった[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]怒鳴られたんだ…それで悔しくなったんだね[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/A.png” name=”A”]悲しくなって、涙出てきちゃった[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/B.png” name=”B” from=”right”]悲しくなって、涙出ちゃったんだね[/say]
何のアドバイスもしていませんが、女性の場合の愚痴は解決法を求めているのでは無く、単に話を聞いて欲しいので、このオウム返しは有効的な相槌だと言えます。
話を膨らます為の相槌
相手の話を盛り上げる為に、煽るような効果がある相槌です。
「それから?」
「それで?それからどうなったんですか?」
「そのあとはどうしたの?」
話の続きをせがむ相槌で、話の先を知りたいという積極的な意識を示す事で、相手はもっと話したくなります。
質問形式の相槌
「なぜ?」
「何が?」
「いつ?」
「どこで?」
「誰が?」
「どうやって?」
「どのくらい?」
相手の話にこのような質問をする事で、相手の話を膨らませる事が出来ます。
相手にインタビューしている感じですよね~これなら口ベタな人でも、簡単に相槌を打つ事が出来ますよね?
リアクションの相槌
「えーっ!」
「へぇー!」
「可愛い!」
「素敵!」
「本当に?!」
驚いたリアクション相槌が入ると、話し手はテンションアップする事が出来ます。
このくらいの相槌テクニックがあれば、自分が話の中心にならなくても、自分の居場所を作る事が出来ます。
相槌は話し相手に「楽しい」「居心地がいい」と思ってもらえてら成功だと思います。
相槌の「間」、タイミングについては、会話を増やして失敗や成功を繰り返して、自然に身に付けられる事だと思います。
この部分は習うより慣れろという感じですね。
この相槌テクニックは、会社でもプライベートでも、どちらでも使える便利なコミュニケーション・ツールです。
身に付けて損は無いので、今からでもチャレンジしてみて下さいね!