お局とは、勤続年数が長い大ベテランの女性の先輩の事です。
お局は、気に入らない後輩に対して攻撃的な態度を取ったり、嫌みを言ったり、後輩に威圧感を与えます。
本当に仕事のミスで叱る事もありますが、理不尽に怒りをぶつけてくる事もあります。
お局に目を付けられると、会社に行くのが怖くなり、ストレスに悩まされる事になります。
お局の心理・後輩のどこが気に入らないのか?

若くてチヤホヤされる
お局は20代の新入社員が、男性社員からチヤホヤされるのを見ると苛つきます。
「フレッシュだね~」とか「若い人が入って、職場が明るくなった」などと言うのが、『お前はオバサン』とか『オバサンばかりだと華が無い』と聞こえるからです。
もちろん男性社員は当て付けに言ったわけではありませんが、年齢に引け目を感じているので、嫌みを言われた気がするのです。
心の中で「あんた達だって、あと5年もしたらこっちの(オバサン)仲間入りよ!」と毒づいています。
きちんと挨拶出来ない
「お早うございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」など、新人は先輩に言われる前に挨拶するのが、社会的な常識ですが、まともな挨拶が出来ないと『やる気あるの?』『いつまで学生気分なのよ!』と、親のしつけまで問われる事態になります。
いつも遅刻ギリギリ
新人は先輩より先に来て、掃除したり、お茶出しするのが社会的常識ですが、いつも遅刻ギリギリだと、挨拶の時と同様に、非難の的となります。
敬語が使えない。学生言葉(略語)
ビジネスシーンでは、自分の会社の上司や取引先の方との会話で、敬語を使う必要があります。また普段の会話では略語を使っても構わないけど、ビジネスシーンではNGです。
ONとOFFを使い分けられないと、仕事の出来ない社員のレッテルを貼られます。
メモを取らない
先輩の指示や重要な事をメモに取らず、ミスしたり、何度も同じ事を聞いてくると、「やる気あるのあるの?」「何度も同じ事を聞かないで!」と、仕事への注意力や責任感を問われる事になります。
当日欠勤する
病気で休む場合は別ですが、遊びに行きたいなどの理由で、当日に欠勤するのはNGです。
また仮病を使ってバレたら、会社に居ずらくなるので、休みは事前に許可を取りましょう。
勤務態度が悪いと判断されると、ボーナスの査定にも響いてくるので注意しましょう。
遅刻や欠勤連絡を親にさせる
社会人にもなって、親に電話させるのは自分だけじゃなく、親まで過保護だと非難されてしまいます。
遅刻や欠勤連絡は自分で会社に電話しましょう(会社で許可されていない場合は、LINEやメールでの連絡は非常識です)
お局から正論で叱られないように、社会人として常識のある言動を取りましょう!
勤務態度の不満が次第にエスカレートしていく
新人は全ての先輩や上司から注目を浴びています。
多少は新人だからと甘めに採点してくれるかもしれませんが、注意しても繰り返したり、謙虚に受け止める姿勢がないと、「あいつはダメだ」と点数が辛くなっていきます。
基本が出来ていれば、同じ新人でも目を付けられる事は無いので、挨拶や言葉遣いなどキチンと出来るように気を付けましょう!
それらがキチンと出来ていて、仕事のミスも無いのに、お局に理不尽に攻撃されるとしたら、それはイジメだと思います。
自分に非が(ミスや非常識)があれば、上司に相談しても、逆に叱られる恐れがあるので、先ずは付け入る隙を与えないように努力しましょう。
一度嫌われると、何もかもが気に入らなくなり、イジメがエスカレートする恐れがあります。
【重要】頼りになるお局の接し方

お局=怖い!と言うイメージがありますが、実はお局にも良い(頼りになる)お局と、悪い(モンスター)お局がいます。
全てが敵では無いので、見極めて付き合えば、苦労しない会社LIFEが送れます。
それにはまず、観察することが必要で、先輩がどのお局のタイプなのかを見極める必要があります。
<頼りになるお局>
まずは味方に付けた方が良い、頼りになるお局のタイプから見ていきましょう!
仕事バリバリのスーパーお局
このタイプのお局は、仕事がバリバリ出来るので、上司からも一目置かれています。
仕事のミスを繰り返したり、サボっている新人が大嫌いです。当然見つかれば叱られます。
ただ、理不尽な理由で叱る事は無いので、自分がミスしたりサボらず、意欲的に仕事をすれば目を付けられる心配はありません。
積極的な姿勢を見せる事で、逆に可愛がられるようになるので、味方に付けたら最強の助っ人になります。
もし上司に褒められたら、「◯◯さんのご指導のお陰です」とお局を立ててあげると、気に入られるでしょう。
残念ながら、頼りになるお局は、このタイプだけです。
次に悪いお局モンスターを見ていきましょう!
【最重要】モンスターお局を見極めよう!

悪口が三度の飯より大好き・毒吐きお局
このタイプが一番たちが悪いモンスターお局です。
1日が噂話で始まり、噂話で終わる悪口モンスターなので、常に悪口のネタになる事を探しているので、ネタを提供しないように気を付けましょう!
なるべく彼女らの視界に入らないように、目立たない事が重要です。
ジャングルに保護色の迷彩服を着るように、スーパーお局の傘下に入ってしまえば攻撃を最小限に出来ます。
仕事バリバリのスーパーお局は、悪口(ムダ口)や噂話ばかりしている毒吐きお局を、馬鹿にしたり嫌っているからです。
毒吐きお局は、あまり仕事が出来るタイプでは無いので、新人より始末が悪いと思われています。
お局同士にも、力関係やライバル関係があるようです。
上司もメロメロお色気お局
ある意味強力なお局です。このお局の武器は「お色気」なので、男性上司のお気に入りだからです。
社内不倫している事もあるので、敵に回すと上司も敵に回す可能性があります。
恐らく毒吐きモンスターの噂の種になっているので、その噂を通じて情報が入ってくると思います。
上司の悪口は、お色気お局の彼氏の悪口になる可能性もあるので、迂闊な発言は控えた方が良いと思います。
キーワードに注意!地雷型お局
一見するとお局感の薄い良い先輩というイメージなので、つい心を許して話していると、突然逆鱗に触れて態度が豹変する特徴があります。
地雷となるキーワードがあり、それを口にする事で怒りのスイッチが入り爆発してしまいます。そのギャップにショックを受ける新人もいます。
地雷型お局のコンプレックスは、多くの場合「婚活中」に絡んだ事が多いです。
30~40代の適齢期を過ぎて、婚活連敗中の場合だと「結婚」に関するキーワードは禁句となります。
「年齢の話」「結婚」「婚活」「出産」「デート」「彼氏」などの話は避けた方が良いでしょう。
地雷型お局のいる前で、他の人から彼氏や結婚の話題が振られても、得意気に本当の事を話すのはNGです。
上手く誤魔化して、別な話題へチェンジしてしまいましょう!心の中で「ナイスアシスト!」と、地雷型お局の心を掴めるかもしれません。
お局にも色んなタイプがいるので(紹介したのは一部です)そのタイプに合わせて接する事が、トラブル回避への道だと思っています。
くれぐれも、お局アイにロックオンされないように、上手く立ち回って下さいね!
お局の理不尽なイジメに対抗する方法

お局には色んなタイプがありますが、自分に非(ミスなど)が無い理不尽な悪口やイジメに対しては対策が必要だし、場合によっては泣き寝入りしないで戦っても良いと思います。
それでもダメなら転職も視野に入れて、最悪ストレスで病気にならないように、自分を守る事も必要です。
◎転職は逃げではありません、権利なのです
集中して仕事に取り組み、仕事で認められら存在になる
職場で一番大切なのは、『仕事が出来る(有能)』事です。
バリバリ仕事をこなして、会社とって必要な人材になれば、誰も文句を言えなくなります。
ムダ話もせず集中して仕事をして認められ、上司にも可愛がられるようになれば、お局も手出し出来なくなります。
下手に口を挟むと上司から「君も後輩を見習いたまえ」などと逆に叱られたり、恥をかく恐れもあるので、むやみに手出し出来なくなります。
お局の意地悪なや嫌がらせを記録する
もし悪口や嫌がらせが度を越したら、明らかなパワハラと認定される可能性もあります。
世の中の流れはパワハラに厳しくなってきていて、スポーツ界でも、パワハラ問題をマスコミで取り上げていますよね?
日常的な暴言などの誹謗中傷された結果、精神を病んだり、自殺未遂を起こすケースもあり、イジメでは片付けられない問題に発展する危険性もあります。
その場合は裁判を起こせる可能性も出てきますが、その為にはパワハラがあった証拠が必要となります。
もし暴行を受けて怪我をすれば、刑事事件となり逮捕されるケースもありますが、多くの場合は精神的ダメージからくる「鬱」「不眠症」「ストレス性の頭痛」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「円形脱毛」「ストレス性皮膚炎」「吐き気」などを引き起こす可能性があります。
☆イジメ日記(記録)を残す
・日付
・誰から受けたか
・何をされたか(言われたか)
・その時の状況
・周りに人はいたか(効いていたか)
・どのように感じたか
日常的な嫌がらせの証拠となるように、「具体的」で「詳細」に記録しましょう。
☆専門医を受診して診断書をもらう
怪我でも病気でも、病院へ行って医師に診断を受けると、後からパワハラの証拠となります。
訴える場合には、診断書を貰えるので、パワハラによるストレスだと認定される為に必要な証拠となります。
実際に名古屋でパワハラに勝訴したケースもあり、損害賠償請求が認められ、先輩従業員らに対し103万円、会社に対して129万円が認定されています。
ただ、心神喪失状態になる前に、転職を決断するのも、1つの方法だとも思います。
例え勝訴したとしても、心とカラダの傷は残るから、転職も選択肢に入れておいて欲しいと思います。
人気ドラマの名セリフがあるので、紹介しますね!(逃げるは恥だが役に立つより引用)
逃げるのは恥。
だけど役に立つ。
後ろ向きな選択だっていいじゃないか。
恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切で、その点においては異論も反論も認めない。
◎逃げるが勝ち!という選択もあります
上司や担当部署に相談する
会社によっては、パワハラやセクハラの相談窓口が用意されている場合もありますが、無ければ上司に報告して相談するのが良いと思います。
その時にも、イジメ日記(記録)や診断書があれば信憑性があるし、客観的に判断してもらえるからです。
お局が「感情的」に攻撃してくるなら、こちらは「理性的」に対応する事が大切だと思います。
男性は感情的な女性のヒステリーを嫌いますので、お局がヒステリックに後輩をイジメていると知れば、お局の心証は悪くなります。
もし他の後輩も同じようにイジメられていたら、団体で上司に報告するのも効果的だと思います。
こんな人はお局予備軍です!

嫉妬深い性格
嫉妬深い人は執着心が強く、依存心も強い事が分かっています。
依存心の強い人は自信が無く、自信の無さは他人を攻撃する事で自分を守ろうとする行動に出るので、イジメが起こります。
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
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- 人の幸せを素直に喜べない 。
- 幸せそうな人を見るとイライラする 。
- 不幸話にワクワクする。
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女を捨てている(服装や言動)
会社はお洒落をしてくるべきでは無いというポリシーが強く、ヘアスタイルからファッションまでオール地味が基本です。
会社という場面のTPOにはお手本とも言えますが、人に押し付ける傾向があり、「ゆるふわヘア」「ネイル」「香水」「流行りのメイク」などに拒否反応を起こします。
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
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- 「男なんて…」と、男性を見下している。
- 「最近の若い子は」が口癖になっている。
- 「常識」に強くこだわる。
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完璧主義
完璧主義のベクトルが自分に向いている時は、物事を達成したり、良い結果を生み出す結果を生むかもしれません。
でもこのベクトルが他者に向いた時には、相手のミスなどが許せず、厳しく接しすぎる傾向が出て、人間関係を壊す恐れがあります。
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
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- 自分がいるから会社が回っていると自信がある。
- 新人教育を積極的に行いたい。
- 残業してでも納得いく仕事をしたい
- 愛社精神が強い。
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体育会界系の上下関係が染み付いている
後輩は先輩に絶対服従!という厳しい部活にいた人は、その習慣が染み付いていて、その延長で後輩に厳しくする傾向があります。
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
[list class=”li-check”]
- 相手が泣くまで説教してしまう。
- ハッキリと物を言う。
- 出来るまで帰さない。
- 言い訳をさせない。
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噂話が好きで堪らない
話好きで誰とでも話せるので、自然と会社の情報通になる傾向があります。
単に情報通なら良いのですが、口が軽いのでペラペラと噂を広げてしまいます。
さらに悪口がプラスされるので、次第に要注意人物になってしまいます。
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
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- 芸能人のスキャンダルが大好き。
- 隠し事が出来ない。
- 人の言動が気になって仕方ない。
- 話の中心にいたい。
- 口から生まれたと言われた事がある(お喋りの例え話)
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情緒不安定
こんな自覚症状がある方は、お局予備軍の可能性があります。
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- 感情の起伏が激しい。
- イライラすると、八つ当たりしていまう。
- ネガティブ
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明日は我が身!数年後にお局にならない為には?

「お局ウザイ!」「お局消えろ!」「お局辞めちゃえ!」と言っていられるのは、新人の時だけですよ~
入社したら、あっという間に時間は過ぎ去り、気付いたらベテラン社員に!げっ!私がお局?!なんて事に…確実になりますから(笑)
その時に新入社員から怖がられたり、嫌われる先輩にならないように気を付けたいですね~
あなたの後輩が、今あなたと同じ気持ちでこのページを読んでいたら…笑えませんよね?
お局にならない理想的な方法・寿退社
この方法に勝る方法はありません。
その為には入社と同時に婚活も始めましょう!婚活は20代が勝負で、30代になると「婚活氷河期」に入るので、先手必勝です!
お局にならない理想的な2番目の方法
バリキャリアになり、出世して部長以上の役職につきましょう!会社でのポジションと高収入で優雅に暮らせば、後輩から羨望の眼差しを受けられるでしょう。
自分に自信がある人は、他社を苛めたりしないものです。