美容

自然由来の化粧品は本当に安全?違いを知っていますか

一般的に手ごろな価格で売られている化粧品は、ケミカルコスメであることが多いです。
界面活性剤や合成ポリマーなどの化学合成成分が使用され、購入しやすい価格と使い勝手が良い分、必要な油分まで失われてしまったり、肌へのダメージになることもあります。

数年後の肌を考えて、肌に優しい化粧品を心がけてみましょう。
オーガニック、無添加、天然由来……化粧品によく見られるキャッチコピーですが、これらに違いがあることを知っていますか?

含まれている自然素材も様々です。
化粧品を選ぶときの参考にしてみてください。

オーガニック化粧品

肥料や農薬のような化学合成成分を使用せずに栽培された、有機素材のみを使って作られた化粧品を指します。
一番の特徴は、肌への刺激が少ないので、敏感肌の人でも心配が少ないということです。

肌への刺激となりやすい成分の多くは、化粧品の元となる素材を栽培する際に使用される化学合成物質に含まれています。

肌荒れや乾燥も起こりにくいので注目を浴びていますが、無条件にオーガニック化粧品を選べばいいということではありません。

特にアレルギーを持っている人は、使われている天然素材を確認してから使用しましょう。
ただし、日本ではオーガニック化粧品の明確な基準がありません。

国産のオーガニック化粧品を選ぶ場合は、使用されている植物由来原料の70%以上がオーガニック原料であることが望ましいです。

基準がない分、石油由来成分を含んでいてもオーガニック化粧品といえてしまうこともあるので、国産のものは特に注意してください。

無添加化粧品

実は「表示指定成分無添加」と書かれていることに気付いていますか?
防腐剤や合成色素、石油系界面活性剤など人工添加物が含まれていないものを指します。

これらは旧厚生省が指定した刺激が強いとされる人工添加物であり、指定成分が含まれていないだけで、化学合成成分は含まれています。

化学合成成分99%だけど、指定の人工添加物は入っていないから無添加化粧品だと名乗っている化粧品だってあるのです。

天然由来化粧品

天然の素材を加工して使用しているものを指します。
極端に言えば、石油を使っていたとしても、それは人工ではなく天然のものなので、天然由来と言えるのです。

天然成分が含まれているという意味であり、化学合成成分は含まれています。

比較すればオーガニック化粧品が一番肌に優しい化粧品だと思えますが、あくまで一般論です。

どんなに安全だとうたわれていても、自分の体質や肌に合っていなければ肌トラブルは起こってしまいます。