今でこそ偉そうにしているお局も、嫌みタラタラの上司も、過去に時間をキュルキュル巻き戻せば、みーんな新人だったのです。
失敗もしたし、恥もかいたし、叱られもしました。
誰もが通る道で、自分だけが特別ダメな事などありません。
飲み会は過去のやっちゃったネタの宝庫!先輩の失敗談を明日の糧にしよう!

飲み会って面倒だし行きたくない!って新人さんも多いとが、お局や上司たちの新人の時の話って、けっこう盛り上がれるんですよ!
あの人も自分とたいして変わらなかったんだって思えると、変に緊張しなくなるし、チョッと苦手意識があった人も距離が縮まるかもしれないですよ。
新人時代の失敗談・いい間違い編①
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]部長も新人の頃に失敗した事がありますか?[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]あるに決まってるだろう。ふふ(思いだし笑い)ヒドイいい間違えした事があったなぁ[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]え!言い間違えですか?[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]指導係の女子社員に説教されてて、冷や汗かいてたんだよ。そしたら女子社員の先輩が、『汗凄いわよ』って言うからさ(笑)[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]緊張してたんですね[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]まさか冷や汗って言えないから、『蒸し蒸しして』って言おうとしてさ、『ムラムラしちゃって』て、言い間違えた(笑)[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]えー、どうしたんですか?[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]ぎょっとした顔したけど、なぜかそれ以来優しくなった(笑)[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]まさか勘違いされたままとか?[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]かもな、しかもその女子社員…俺の奥さんになったし(爆)[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]えー!本当にムラムラしちゃった…いやスミマセン、まさに怪我の巧妙ですね![/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長” from=”right”]イェーイ!(笑顔でピースサイン)[/say]
こんな部長の武勇伝?が聞けるかもしれません。
新人時代の失敗談・いい間違い編②
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/jyoseisyain01.png” name=”女子社員”]私、電話応対苦手で、緊張のあまり社名を名乗らないで、自分の名前名乗っちゃって、部長に『自分ち(家)か!』って叱られたよ~[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/danseisyain01.png” name=”男性社員” from=”right”]俺なんか、どちら様を『何様』って言って、真っ青だったよ[/say]
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/shinjin01.png” name=”新人”]私は、部長が不在の時に『部長さんは、席を外してます』って、さん付けで言ってしまって、先方に笑われました[/say]
電話応対の失敗談も、新人あるある!なんですね~失敗を乗り越えて、一人前になるんですね!
新人時代の失敗談・商談編
[say img=”https://orangeberry.biz/wp-content/uploads/butyo01.png” name=”部長”]おれさ、商談の時にあり得ない失敗してさ、名刺交換で、間違って診察券出した事がある(笑)[/say]
新人の頃って、今では考えられない失敗をしてしまうものですよね。こういう話をみんなですると、思い出話に花が咲いて、先輩たちも昔を思い出して後輩を微笑ましく思うものです。
人間は都合の悪い話って、記憶の奥の方にしまってしまうので、たまには引っ張り出すのも良いのかもしれませんね。
新人から見ると、上司も先輩も完璧に見えてしまうので、失敗をすると隠したくなったり、こんな事を相談してもバカにされるだろうかと、萎縮して余計に緊張したりするものです。
相手のダメな所とかを知ると、チョッと肩の力が抜けて接しやすくなりますよね。
ダメな新人から、憎めない新人へシフトする
職場でダメな新人って思われているなら、いきなり使える新人にはなれないですよね?ならば、「憎めない新人」って思われるように頑張ってみましょう!
憎めないという事は、愛嬌があるという事ですよね?
「あいつ失敗して本当にダメだな!でも何か憎めないんだよな」と、上司や先輩に言われたら、もう彼らの懐に入ったも同然です。
出来る新人になるよりは、ずっと簡単だと思いますよ!そのチャンスが飲み会です。
お酒が入ると人は隙が出来るので、普段は近付けない雰囲気の人でも、案外話せたりします。
ダメだけど、可愛い。
ダメだけど、面白い。
ダメだけど、放っておけない。
こんな風に思われるように、懐に飛び込んでみましょう!
新人が早く職場に馴染む為にするべき事は?

入社して新人生活を送る上で、一番辛い時期は職場に馴染む前の頃で、職場の人間関係がまだ出来ていない段階の頃が、一番心細いと思います。
まだ職場にとっては、お客さん状態で戦力にもならないし、先輩たちにとっても緊張する時期だと思います。
でもこの時期の過ごし方で、新人というお荷物から早く仲間へと変われる大切な時期だとも言えます。
それは他人からもたらされるものでは無く、自分で行動するしかありません。
それにはまず、自分から「心を開く」事が大事で、自分から輪に入って行く努力が必要です。
子供なら大人に構ってもらうのを待てば良いですが、新人と言えども社会人になったら、もう大人になったと自覚して「大人としての行動」をするべきです。
子供の甘えを捨てる事が、社会人としての第一歩だと思います。
早起きは三文の徳!人間関係は朝から始まる
社会人の基本として、新人は社内で一番下の立場です。
誰よりも早く来て、仕事の準備をしたり、掃除をしたりする必要があります。
何故なら何も分からない新人は、先輩より要領が分からないので、準備にも時間がかかるし、何より「やる気」を見せるチャンスだからです。
一番に出社する事のメリットは、「自分から挨拶出来る」事です。
自分が迎える立場は、迎えられる立場より有利で、ある意味で先制パンチを繰り出す事になります。
挨拶は元気良く、名前を呼んですること
先輩が部屋に入った瞬間に「お早うございます!」と元気に先制パンチ(挨拶 )しましょう!
恐らくビックリした顔をして「ずいぶん早いねぇ」とか言うと思いますが、内心は「お!今回の新人はやる気があるな」と思っています。
この時に重要なのは、「お早うございます!」の前に「◯◯さん」と相手の名前を呼ぶ事です。
「お!自分の事を覚えてくれたんだ」とグッと距離感が縮まります。
人間は名前を呼ばれると「特別感」を持つもので、そこに「親近感」が生まれます。
役職がある相手なら「課長」とか「部長」でも良いですが、やはり「佐藤課長」とか「鈴木部長」などと、名前を付けた方が距離感が縮まります。
「お早うございます!」
「朝の準備は何からしたら良いですか?」
「田中さん、お早うございます!」
「田中さん、朝の準備は何からしたら良いですか?」
この違いが分かりますか?同じ事を言われていますが、名前を呼ばれた方が社交辞令で挨拶されたのでは無く、「自分」に挨拶された事を意識するし、名前を呼ばれて聞かれた方が「自分」が頼りにされていると自覚するので、「責任」を感じやすくなります。
すごく些細な事ですが、けっこう重要な事だと思います。
私は問い合わせをした時に必ず「お名前伺えますか?」とか、最初に名乗られた場合は再度確認します。
名前を聞かれると、責任の所在は自分にあると意識させる効果があるので、相手は誠実な対応をするものです。
いい加減な対応をすれば、クレームは自分に返ってくる事が分かるからです。
朝の元気な挨拶から始まって、自分から積極的に行動する事で、先輩との間に少し信頼感が芽生えます。
芽生えたら育てる努力をするだけで、自分も職場の一員に早くなれるのです。
朝は話題に困らないから、仲良くなるチャンスです
昼間は改まって会話しようと思うと、何を話したらいいのか迷うと思いますが、朝ってどうでもいい話題で成立するので、話題には困りません。
例えば「今日も暑いですね」と、天気の話題から入ってもいいし、「早く来ると電車が空いてました」と、通勤途中の話でも構いません。
他愛ない話で成立する時間帯なので、話すのが苦手な人でも何とかコミュニケーションが取りやすいのです。
先輩と楽しそうに話していれば、次に来た先輩とも話しやすい雰囲気を作る事が出来ます。
◎早起きは三文の徳!先手必勝です!
新人の特権はドンドン使うべし!

新人の特権って何だと思いますか?
それは知らなくても当然という事、つまり初歩的な事を聞いても恥を掻かないという事です。
これが2年、3年と月日が過ぎて同じ質問をしたら、「何を今さら」とか「そんな初歩的な事も理解していないのか!」と叱られてしまいます。
質問する事は、やる気があると思われるので、ドンドンした方が良いと思います。
質問を取る時に気を付ける事は?
☆質問する時の第一声のマナーを身に付けよう
質問する時に気を付ける事があります。
それは先輩の手を止めさせて質問するという事を、ちゃんと理解する事です。
新人だから質問するしてもいいんでしょ?という態度は、大人の行動ではありませんから、大人としてのマナーを守りましょう。
「お忙しいところ申し訳ありません」
「今、お時間宜しいでしょうか?」
「お伺いしても宜しいでしょうか?」
自分のタイミングより、相手のタイミングを優先する事が大切です。
先輩も急ぎの仕事で手が離せない状況かもしれません、だから質問してもいいかを聞いて、OKだったら質問をしましょう。
もし自分が教えられない状況なら、他の社員に代わりに指導してもらうように、お願いしてくれますから。
新人の時にそういう配慮が出来ると、先輩たちに嫌われずに済むと思います。
☆メモを取ること
ただ聞きっ放しはNGで、教えられた事はキチンとメモを取りましょう。
そうすれば、後から復習出来るし、忘れてもメモを確認すれば同じ質問をしなくて済みます。
質問はドンドンした方が良いですが、同じ質問を繰り返し聞くのは基本的にNGです。
基本的にはというのは、ミスをするくらいなら聞いた方が良いという事です。
でも同じ質問を繰り返し聞くのは、「全然理解する気が無い」「いい加減に話を聞いていたんだな」「教え甲斐が無い新人だ」と、先輩を失望させてしまうからです。
自分が仕事を教える側になって思ったのは、やはりメモを取らない新人はミスが多いなという感想です。
新人に教える事は苦では無いけど、何ですぐ忘れるならメモを取らないんだろうと思いましたし、注意もしました。
☆自分の意見も言えること
ただ言われた事をするだけなら、ロボットでも出来ますよね。
もちろん言われた事を出来るようになってからで良いですが、どうしたら効率が良くなるかとか、自分なりに仕事がはかどるように考える事が大切です。
自分から提案出来るようになると、仕事も楽しくなるし、先輩からも頑張ってるなと思われるようになります。
☆分かった振りをしないこと
先輩から指導してもらった事が、ちゃんと理解出来ない事はあると思います。
一番ダメなのは、「分かった振り」をしてしまう事です。
一度で理解出来なくても、バカだとは思われませんし、どこが分からないのか、ちゃんと理解しないと後々困る事になります。
新人期間は練習期間でもあるので、遠慮なく堂々と練習させてもらいましょう!
質問の仕方で先輩に出来る新人だと思われるコツ
質問には2つ「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」があります。
クローズドクエスチョンは、YESかNOで答えられる質問で、オープンクエスチョンは、複数の答えがある質問の仕方です。
例えば、「お昼は何を食べる?」という質問の仕方はどちらですか?
答えはオープンクエスチョンで、いく通りの答えが存在する質問となります。
答えは「お蕎麦」でもいいし「オムライス」でも「中華」でも「日替わり定食」でも何でもOKです。
会話を広げるならオープンクエスチョンがお勧めです。
でも職場で先輩に質問する時は、クローズドクエスチョンにしましょう!
要点をまとめて聞く事で、先輩はYESかNOで答えるので、時間をムダにしないし、自分の勉強にもなるからです。
幼稚園児のような質問は止めて、大人らしい質問を目指しましょう!
初心忘れるべからず!新人の頃を思い出そう!

慢心する人間は、初心を忘れるからだと思います。
新しい世界で「ドキドキ・ワクワク」した気持ち、新しい世界が不安で「ビクビク」した気持ち、初めて褒められた時の「ヤッター!」って気持ち、失敗して悔しくて「メソメソ」した気持ち…。
何となく時間が過ぎて、いつの間にか後輩が出来て、一応ミスしないで仕事が出来るようになって、何となく仕事をこなして1日が終わる。
新人が困っていても知らん顔、自分が新人の頃に困った時の気持ちを忘れてしまったから、思い出す気持ちも無いから。
これでは職場が殺伐としていくのも無理はありません。
そして新人の気持ちを完全に忘れたベテランになると、新人の行動にイチイチ腹が立ちます。
「なんで出来ないの!」 「使えないな!」「バカなの?」と毒づいて新人を怖がらせます。
質問すると叱られると思うと、新人は質問するのを躊躇して、余計にミスを重ねていきます。
これは教える側に責任があるし、会社の生産性も落ちます。
間違えてはいけないのは、教える事も仕事だという事で、お給料を貰っている以上は義務でもあります。
新人に一番近い人が助けてあげるべきです
新人に一番近いのは誰ですか?先輩1年生ですよね!初めて後輩が出来た人達です。
つい少し前は自分が新人だったので、一番新人の気持ちを理解出来るはずです。
例え教育係では無くても、手を差しのべてあげて下さい。
新人に教える事は、自分にとっては復習にもなるし、人に教える能力は、自分で理解する能力とは別物だからです。
いつか自分が役職が付いて、部下を持って立場になった時に、その経験は必ず役に立つはずです。
役職が付かない女子社員だって、後輩を育てる経験はいつか子育てする時に役に立ちます。
「怒る」と「叱る」の差が分かれば、理不尽に子供を怒るダメな母親にならずに済みます。この怒ると叱るの差で、子供の成長に差が付くと思います。
少なくても言うことを聞かないから、殺してしまった「躾の範囲」という恐ろしい言い訳をするような親にはならずに済みます。
◎人を助けると、自分も成長する事が出来るのです。
新人と話す事で、マンネリな毎日を脱する
窓を閉め切った部屋にいると、空気が淀んでいきます。
酸素が無くなってきて、埃っぽくなっていきますよね?マンネリな毎日で、ロボットになったように仕事をこなして、家と会社との往復の毎日、仕事へのモチベーションも上がらず、何の為に働いてるのかな…と繰り返しの毎日。
そんな時に新人が入社をしてきました。
新人は社内に吹き込んだ新しい風のようなものです。
新人と接する事で自分がすべきだった事を思い出して、モチベーションを上げる事が出来ます。
新人に頼られる事で、自分の存在価値を認識して、それが自分のやる気に繋がる事があります。
知っていますか?自分が助けているつもりで、実は助けられていたという事があります。
例えば捨て犬を拾って飼う事になりました。犬を助けて育ているので、一方的に人間が助けているように見えますよね?
でも犬を世話して、犬がなついてくれて、その時間が自分にとって大切なものになった時に、犬を育てる事に「自分の存在価値」を得ている事になります。でもその事には気付いていません。
でも愛犬が先に旅立つ時、その「存在価値」も無くす事になります。だからペットロスになるほどのダメージを受ける事になります。
人間は「存在価値」を求めて生きるから、一人では生きられないのです。
新人は会社での「存在価値」を与えてくれる存在でもあります。
そう思えば、新人に対する見方も違ってくるかもしれませんよ。
新人を通して、自分の存在価値を再確認してみて下さいね。