太ももやおなかなどを押したりつまんだりすると、肌の表面に凸凹が見られませんか?
このオレンジの皮のような凸凹が、セルライトと呼ばれるものです。
日本人の女性では80%以上にあると言われているので、珍しいものではありません。
肌の表面には出ていなくとも、身体の中にはしっかりとため込まれています。
このセルライトは、ぼこぼこした見た目で肌の美しさが失われることはもちろん、冷えの原因の1つとも考えられています。
セルライトとは何か
セルライトとは、脂肪と老廃物の塊です。
皮下脂肪や排出しきれていない老廃物が、水分などと絡み合って固まり、表面へと現れます。
慢性的な蓄積によるものなので、セルライトが出来てから表面に現れるまでには2~3年ほどかかります。
この潜伏期間が、セルライト予備軍と呼ばれる状態です。
肌の見た目だけではなく、血管やリンパに影響を及ぼすので血行不良や冷えにもつながります。
太ったからセルライトができるというよりは、セルライトが出来ることによって痩せにくい身体になってしまい、脂肪をため込んでしまうのです。
セルライトの予防
セルライトを予防するためには適度な有酸素運動が効果的です。
酸素を筋肉に取り入れることで脂肪が燃えやすくなり、脂肪の蓄積を防ぐことが出来るので、セルライトの予防につながるのです。
筋肉をつけるための運動ではなく、酸素を取り入る運動が必要です。
ウォーキングやサイクリングのように、苦しくならない程度の運動を30分から1時間ほど行うのが効果的でしょう。
また、定期的にマッサージをすることが大切です。
リンパの流れが良くなるように、脂肪がたまりやすい太ももやふくらはぎをマッサージしましょう。
最初のうちは少し痛いかもしれませんが、セルライトが柔らかくなると痛みが薄らぐでしょう。
お風呂で温めながらマッサージをするとより効果的です。
一度できてしまったセルライトは手ごわいです。
脂肪と違って、セルライトは食事制限によって減ることはありません。
通常のダイエットではなくならないので、セルライト除去のためのダイエットをしなければ減らないのです。
継続的なマッサージや有酸素運動で地道に減らしていくしかありません。
除去よりも予防を大切にしましょう。
生野菜は身体を冷やしてしまうので、過剰な摂取はやめましょう。
血行を良くしたり、水分を積極的にとって老廃物の排出を促すようにして、セルライトが付きにくい身体にしましょう。