職場処世術

仕事の出来ない人の取扱い説明書★原因はここだ!

仕事が出来ない人って、職場のお荷物になっていて、本人も自覚しているから、何とかしようとは思ってるみたいだけど、方向性が間違っていたりします。

本人も周りもストレスMAXで、本人も周りも「転職した方が?」と思っていたりします。

仕事が出来ない人には、どんな原因や傾向があって、それに合った改善策があれば問題が解決しますよね?

それでもダメなら転職を考えても良いのでは?

仕事が出来ない人は、そもそも何が原因なのか分からない

仕事が出来ない人は、「人と比べて」自分は仕事が出来ないと思っている傾向があります。

他の人と比べて「仕事が遅い」「ミスが多い」「要領が悪い」「雑」「気が利かない」「応用力が無い」「指示されないと動けない」と思っていますが、人と比べてでは無く、そもそも出来ていないのです。

注意する側からすれば「なんで毎回同じ事を言わせるんだろう?」「人の話を聞いていないのか?」「なんでメモしない」「言われた事しかやらない」「効率が悪い」「向上心が無い」「時間がかかり過ぎる」「やる気がない」などと、どんなに注意しても『努力していない』と判断されてしまいます。

注意される側は、『自分では一生懸命やっている』つもりなのですが、全くと言っていいくらい成果が出ません。

その原因は、本人が『そもそも何が原因か分かっていない』という可能性があります。

人と比べる以前に、本人がなぜ仕事が出来ない原因を分析出来ていないのです。

原因が分からないから、対処が出来ずに解決されないという負のスパイラルになってしまうのです。

周りからそれを指摘してあげるのも方法ですが、当の本人がキチンと理解しないと、残念ながら改善されない場合が多いのが現実です。

仕事が出来ない人は考えに柔軟性が無く頑固

仕事が出来ない人は『柔軟性に欠け頑固』な傾向があります。

せっかく周りが仕事の出来ない原因を分析して「ここがダメだから(問題点)」「こういう方法に変えて(対処法)」とアドバイスや指示をしても、本人の中に「こうした方が早い(やりやすい)」という「頑固」な考えがあるので、素直に聞いていないケースが多いのです。

間違っているくせに、自分の考えを変えられない事に、気付いていない場合すらあります。

仕事の出来る人は、目標にする人の仕事を「完コピ」する傾向があります。

つまり、相手の長所を受け入れる『柔軟性』を持っているという事です。

人の良さを取り入れて、どんどん自分の効率をアップ出来るから、人よりも多くの仕事をこなせるようになるのです。

時間の観念を変えよう!仕事の出来ない人は時間の使い方が下手

仕事の出来ない原因の一つが「効率の悪さ」です。

時間の使い方が悪いのでいつまでも終わらず、他の人が一時間で終わる仕事に三時間もかかったりします。

周りからすれば、「逆にそんなに時間がかかる理由を知りたい」と不思議がられてしまいます。

最悪、わざと時間を潰すようにダラダラと仕事をしているのか?と疑われてしまいます。

仕事の出来る人と仕事の出来ない人に決定的に違うのは、仕事に対する「時間の観念」です。

そこが違うので、スピードも結果も大きく差が出ることになります。

仕事の出来る人は『時間を逆算』している

仕事が出来ない人は「漠然とスピードアップ」しなきゃ!と思って仕事をしていますが、「漠然」では効率アップは出来ません。

仕事出来る人はまず「ゴール(目標)」を決めてしまいます。

例えばこの仕事は「◯時までに終わらせる」と、「明確」に決める事を一番先にします。

ゴールが決まれば、その時間から「逆算」して、仕事の計画を立てるので「効率アップ」出来るのです。

逆算した仕事の計画にはムダが無いので、スピーディーに仕事を進める事が出来ます。

比べてみると「漠然」と「明確」、「無制限(目標なし)」と「ゴール(目標)」で、時間に対する考え方と使い方が正反対だという事が分かりますよね?

私はコールセンターで、センターで一番のセールをあげていましたが、その時も逆算して仕事をしていました。

「月の目標件数」が与えられるので、それをクリアするには、「一日何件の契約」を取る必要があるのか逆算し、一日の目標件数をクリアするには、「一時間あたり何件の契約」を取る必要があるのか逆算し、一時間あたりの件数をクリアするには、「一件あたり何分の通話時間」で完結の必要があるのかを逆算していました。

ここまで、細かく計画を立てて仕事をしたので、9時から17時という在宅率の悪い時間帯の勤務でも、毎月の目標件数はクリア出来ていました。

目標件数を取れない人を見ていると、ただ漠然と時間を使って電話しているので効率が悪く、私にしてみれば時間をムダに使っているように見えました。

私はやる気のある後輩に「逆算する仕事の計画」を教えたので、その子は月の目標件数をクリアする事が出来ました。

よく「あんな数字取れっこない」と言う人がいますが、単にやる気が無いのと、「柔軟性が欠けて頑固な考え」だから試す事もしないので、結果が出ないのだと思います。

なぜなら、後輩は完コピして達成出来たからです。

自分の考えを加えよう!仕事の出来ない人は質問力が足りない

仕事の出来ない人は、毎日仕事の壁にぶつかるので、その度に上司や先輩に質問をする事になります。

上司や先輩にしてみたら、分からないまま進められて、どうしようもない状態になってから報告されるよりは、面倒だけどその都度質問される方がマシだと思っています。

でもその質問の仕方が悪いと、上司や先輩から呆れられてしまうことになります。

「これどうしたらいいですか?」「これ分かりません」「次は何をしたらいいですか?」などと聞かれたら、どう感じますか?

「ママ、これどうしたらいいの?」「ママ、これ分かんない」「ママ、次なにしたらいいの?」って、「ママ」を付けたら分かりますよね?はい!幼稚園児の質問の仕方になります。

つまり質問の仕方が幼稚なんですね~相手に丸投げした質問の仕方です。

子供なら可愛いげがありますが、大人から言われたら「バカなの?」「いくつなの?」「何も考えて無いよね?」と、呆れられても仕方ありません。

一番の問題は、「自分なりに考えた解決策」が全く入っていない事です。

これでも「何も考えて無いよね?」と思うのも無理はありません。

努力の跡が感じられないと、教えている側の人間は精神的に消耗してしまいます。

聞かれている側も疲れているという事を自覚しなければ、成長していくことは期待できません。

自分の意見(解決策)をプラスしてみること

先程の例のような聞き方だと、計算で言うと途中の数式を飛ばして答えを聞くようなものです。

その答えの過程が大事なのに、答だけ知ろうとするのは怠慢な態度です。

同じ事を聞くにしても「自分は◯◯を◯◯すれば良いと思いますが、この方法で良いですか?」とか、「次は◯◯しようと思いますが大丈夫でしょうか?」などと、自分なりの考えを入れた上で質問すれば、「努力はしたんだな」「途中まではあっているが、あと一歩だな」など、仮に間違ってたとしても、努力をした事は認めてもらえます。

上司も部下の理解度を知る事で、適切な指示を出す事が出来るようになるので、前より仕事がスムーズに進むようになり、双方にとってメリットが生まれるわけです。

同じ質問は一度で完結させて、二度は聞かないこと

一番ダメな質問は「同じ事を何度も聞く」ことです。

何度も聞くのは、聞いていなかったのと同じです。

必ず「メモ」を取る習慣を付けて、同じ所で躓いたらメモを見返す習慣を付けましょう。

一度しか聞かない代わりに、キチンと理解するまで一度目の時にシッカリと聞きましょう。

散らかし癖を直せ!仕事が出来ない人は整理整頓が出来ていない

仕事が出来ない人の特長として、「整理整頓」が苦手という傾向があります。

デスクの上も、書類も、自分の部屋も、バックの中も、財布の中も散らかっていて、服装もだらしなくなっている人が多いと思います。

よく悩み事があると、部屋も散らかる傾向が心理学的にあるそうですが、仕事の悩みやストレスで心の中も散らかっていているはずです。

脳(思考)が散らかっていて整理出来ないから、仕事も効率良く片付けられないという一面もあります。

机の上が片付けられないと、考えも整理出来ないからミスをする

分かりやすくするために極端な例で説明すると、仕事が出来ない人のデスクは、書類が積み重なって山になって、隣の人のデスクまで侵略したりしています。

デスクの引き出しの中もグチャグチャで、いざ何かを取り出そうとしても、何処にあるのか探すのに時間がかかります。

上司に書類や資料を求められても、整理していないので、バタバタ探す羽目になります。

ここまで酷くなくても、散らかったままになっているはずです。

仕事が出来る人のデスクは、整理整頓されて掃除も行き届いているので清潔感もあります。

資料も書類もファイリングされているので、上司から言われてもサッと取り出す事が出来ます。

デスクの引き出しの中もラベリングされているので、仮に同僚が開けても何が何処にあるのか見付けられます。

普段から整理整頓の癖が付いていると、思考も整理整頓しやすくなり、仕事の手順や段取りも考えられるようになります。

問題が起こっても、物事も整理して原因の切り分けが出来るので、速やかに解決へと思考を動かす事が出来ます。

机が片付けられない人は、頭の中もグチャグチャなので、問題が起こっても、何から手を付けていいのか、原因を探し出すのに時間がかかってしまいます。

また隣の人のデスクを侵略している人は、他人に迷惑をかける事も多々あり、汚くても平気なので服装もだらしなく、清潔感が無いので印象も悪くなります。

心は見えないと言いますが、実は結構表に現れているものです。

仕事が出来ない人にオススメの整理整頓の方法

片付けが苦手な人は、表面だけキレイに(スペースを作る)誤魔化す傾向があります。

友達が来るからと、クローゼットに慌てて物を押し込んだり、ベッドの下に隠した経験のある人はいませんか?

整理整頓の手順

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  1. 物を全て出す。
  2. 分別する。
  3. 断捨離する。
  4. 収納する。
  5. ラベリングする。

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こうすれば、スッキリ収納する事が出来ますよ!

仕事が出来ないなら、コミュニケーション力を付ける努力をしよう!

仕事の出来ない人は「コミュニケーション能力も低い」傾向あります。

仕事は一人では成り立たず、チームプレイで成り立っています。

学生の時は一人で勉強して成績を上げれば良かったかもしれませんが、社会に出たらコミュニケーション能力は必須です。

誰かの協力を得るためには、時分も誰かの役に立つ努力が必要になります。

都合の良い時だけ助けて欲しいと言えるのは、自分の親だけだと肝に命じましょう!

人見知りだからコミュニケーション能力を持てないと思うのは、単なる甘えにしか過ぎません。

プライベートなら構いませんが、仕事はお金を貰っているので「プロ意識」に切り替えるのは義務であり、責任が生じます。

先日テレビのインタビューで、安室奈美恵さんが話していたのですが、彼女はとても「人見知り」だそうです。

だからMCを止めてしまったそうですが、彼女はパフォーマンスでファンとのコミュニケーションを取り続けました。

人見知りでも全力で努力したから、あれだけ引退を惜しまれるアーティストになったのです。

安室奈美恵さんは、歌って踊れるカッコいいアーティストになりたいと思っていたそうです。

そしてそうなれたのは「プロ意識」とファンを愛する心です。

仕事に大切なのは「プロ意識」で、自分自身のことより「相手の事を思える能力」だと思います。

相手が「何を望み」「どうしたら喜んでもらえるのか」を考えられたら、自然とコミュニケーションは良くなるはずです。

人見知りだから「恥ずかしい」「会話ベタだから笑われないかな?」「失敗したくない」「向こうが察してくれないかな」などと思うのは「自分の事ばかり」ですよね?

コミュニケーションが取れない人の特長

◆プライドが高い。

自分が一番なので、人の意見を聞かず独りよがりな態度を取ります。

◆会話のキャッチボールが出来ない。

一方的に自分の話をして相手に話させない、又は自分の意見を言わず他人事のように黙って聞く人は、双方向の会話が成立していません。

◆空気が読めず想像力が乏しい。

こう発言したら「相手はどう思うかな?」という想像力が働かない人は、無神経な事を言ってしまったりします。

空気が読めないと、その場に相応しくない話題を選んで、場を凍りつかせる事も起こります。

思った事をそのまま口にしてしまう人は、一呼吸置いてから発するようにNGワード率が下がりますよ。