学校でも、職場でも、女子会でも、人が集まれば必ずリーダー格な人は存在します。
その人の人格で、そのグループが居心地の良いものになるか、針のむしろになるかを左右すると思います。
グループのリーダー格とは、付かず離れずがベスト?

グループで大事なのは、自分の立ち位置です。これが悪いと100%居心地が悪くなるので、立ち位置は重要だと思います。
そして、リーダー格との距離感も立ち位置が決まるポイントとなります。
リーダー格と近すぎても他の女子社員から反感を買い、遠すぎても1番弱い立ち位置になるので、付かず離れずくらいが丁度良い距離感だと思います。
そもそも職場にリーダー格な人間は必要なのか?
リーダー格の人が力を持ち過ぎると、その人の為のグループになってしまう傾向がありますが、リーダー格の人がいないとグループはまとまりません。
特に女性の場合、全体のグループの中に、更に小さい仲良しグループが存在します。
その小さいグループにも、必ずリーダー格はいるので、全体的にまとめる指揮者的な人は必要だと思います。
この会社(女子社員)のハーモニーは、このリーダー的の指揮1つで、天国にも地獄にもなっていきます。
職場のリーダー格はお局なの?
勤続年数が長年=お局ならその可能性は高いと思います。
嫌な先輩=お局なら、必ずリーダー格とは言えません。
悪口の中心にいる人もネガティブなリーダー格ですが、会社的な女子社員のまとめ役は、ある程度は女子社員から人格を肯定される人が相応しいと言えます。
陽のリーダー格と陰のリーダー格
女子社員のお手本となるような存在のリーダー格を「陽なリーダー格」と、悪口の中心にいるネガティブなリーダー格を「陰のリーダー格」とします。
陽のリーダー格は上司にも信頼されていて、仕事も出来る方で、後輩の面倒見も良いので、会社からは「女子社員のお手本」として、新人の教育係として任命される事もよくあります。
性格はサバサバしていたり、優しかったり、話しやすい雰囲気の人が多い傾向にあります。
新入社員の時にお世話になる確率が高いので、その後の職場での生活を導いてくれる存在なので、陽のリーダー格には素直に従っても構いません。
頼りになるリーダーで、後輩の信頼も厚く、会社にとって必要な存在と言えます。
それに対して陰のリーダー格は、悪口を言ったり、後輩イジメのボスだったり、いわゆるお局だったりします。
イメージ的には、悪の組織のリーダー格みたいな感じです。
一番関わりたくない相手で、尚且つ嫌われると厄介な事になる存在だと言えます。
陰のリーダー格との付き合い方とは?
陽のリーダー格とは、よほど勤務態度が悪くなければ嫌われる事も無く、普通につきあえば問題ありません。
問題は陰のリーダーとの関係、付き合いだと思います。
出る杭打つ人なので、あまり目立ち過ぎないように気を付けましょう。
目立つと言っても、色んな目立ち方があると思います。
言動が突拍子無かったり、服装などが個性的過ぎたり、男性社員にチヤホヤされてるように見えたり、上司に媚びてるように見えたり、本人がそのつもりは無くても、陰のリーダーからそう見えてしまう事が問題なのです。
陰のリーダーの意地悪レーダーに察知されないように、特に新人の間は、言動や服装には注意した方が無難だと思います。
また陽のリーダーと陰のリーダーが不仲だった場合、陽のリーダーと仲良しだったりすると、それだけで目を付けられる事もあります。
陰のリーダーは自分が一番でいたい負けず嫌いなので、陽のリーダーの配下だと思うと、自分を脅かす存在になると密かに恐れている可能性もあります。
陰のリーダー格に嫌われない為には?

陽のリーダー格には、勤怠とか基本的な問題が無ければ、そんなに関係が拗れることは無いと思います。なので、陰のリーダー格と上手く付き合えれば、会社生活はわりあい平和に過ごせると思います。
でも理由は分からないけど、ほとんど初対面から嫌われている?と思う時がありませんか?
昔からリーダー格の人に、なぜか嫌われる傾向がある人もいると思います。
どういうタイプが陰のリーダー格に嫌われやすいかを、検証してみました。
陰のリーダー格に嫌われやすいタイプとは?
☆目立つタイプ
もしかしたら明るく元気なだけかもしれませんが、あまり注目されると、陰のリーダーは自分のポジションを奪われるかもと、本能的な危機感を感じます。
明るく人懐こいところも、上司に媚びてるとか、男性社員に色目を使ってるなどの誹謗中傷をされる可能性があります。
大きな声で話すのも、自己主張が強いと難癖を付けられるポイントなので、わりと黙っていても目立つタイプタイプの人は、控えめに行動する事をオススメします。
☆大人し過ぎるタイプ
目立つタイプとは正反対なので、イジメられないかというと、残念ながら大人し過ぎるタイプも嫌われます。
意外ですが、大人し過ぎると逆に目立つのです。
声も小さくか弱い印象の人は、人から守ってもらおうとしている、行動がトロい、人任せ、自分の意見を言わなくてズルい等と、目立つタイプとは違った意味でイジメの対象となります。
また陰のリーダー格に対して、表情を伺うような目線とか、萎縮してビクビクした様子が、勘に触るようです。
あまりに大人しいと、どうせ何をしても反撃しないだろうと、理不尽な事をされる可能性もあるので、最低限のYES・NOは言うべきだと思います。
☆TPOを無視したファッションをしているタイプ
制服があればまだ良いと思いますが、私服で仕事をする場合、会社という場所に相応しいファッションが求められます。
流行の服も社内では浮いてしまう事もあるし、露出の多い服は男性の目を引くので、セクハラされる可能性もあるので、プライベートだけにしましょう!
オシャレに無頓着過ぎたり、不潔なタイプも悪口の対象になります。
陰のリーダーは、自分より注目を浴びる人を嫌うし、人と違う部分は悪口の種になりやすいので、非難されそうな事は意識的に避けた方が良いです。
☆空気が読めない(マイペース)
社会人になると、相手の気持ちを察した言動も必要となります。
空気が読めない発言をしたり、人のリズムを崩してしまうようなマイペースな行動は、集団の中では危険人物な扱いをされるので、頑固に自分のペースを通すのではなく、周りとの折り合いも身に付けた方がスムーズにいきます。
☆自慢話が多いタイプ
容姿自慢、彼氏や夫自慢、お金持ち自慢、本人は普通に話しているつもりでも、女の世界は嫉妬が渦巻いています。
人の悪口を言うタイプは幸せでは無いから、自分の不幸と同じレベルに引きずり下ろそうと、常に悪口レーダーを張り巡らせているので、自慢話は悪口の種を自分から陰のリーダー格に提供しているようなものです。
☆言葉足らずのタイプ
女性は言葉でコミュニケーションを取る動物なので、言葉足らずの人は誤解を招きやすいところがあります。
もし言葉足らずの自覚があるなら、積極的に聞き上手になる努力をして、コミュニケーションスキルを磨く努力が必要です。
会社に限らず、結婚してお姑さんとか、ママ友との付き合いでもコミュニケーションスキルは必要なので、身に付けて損はありません。
陰のリーダー格の自分勝手な態度も問題ですが、人から嫌われる部分は良い機会なので、人から好感を持たれるように修正するのは、自分を成長させる事にもなると思います。
リーダー格は嫌われる?昔と違うリーダーの理想像

時代の経過と共に、コミュニケーションの在り方も変化していきます。
いわゆるジェネレーション・ギャップですよ~その溝が埋まらないと、意思の疎通が上手く行かずに、ベテラン社員は新人にイライラし、新入社員は昔のシキタリを理解出来ません。
いつまでも平行線のままで、歩み寄る事は出来ません。
若い世代の社員が求める理想のリーダー格とは?
今までの理想のリーダー格といえば、リーダーシップを発揮してみんなの手本となり、仕事が上手く回るように後輩のサポートをしたり、相談に乗ってあげたりする人を求めていました。
まさに頼りになる人、尊敬できる人、自分達の代表という立場の人がリーダー格とされていました。
それがどのように変化してきたのでしょうか?
☆新人のリーダー格に求める理想とは?
プライベートのことも相談に乗ってくれる。
新人さんにとってリーダー格に求める事は、仕事を教えてくれるだけではなく、「プライベートの事に相談に乗ってほしい」という、お姉さん的な役割も求めているようです。
昔は兄弟姉妹がいるのが普通の事でしたが、少子化となり一人っ子で兄弟姉妹がいなかったという人も増えています。
そういう背景もあり、何でも相談できる存在が欲しいと望んでいるようです。
年齢が近いとそうなりやすいですが、年齢差があるとリーダー格とは考え方に差が出てきます。
職場は仲良しこよしをする場所では無い、なんで自分が低いところまで降りて行かなきゃならないの?と、プライドが許せないという事もあります。
そこで生じるジェネレーション・ギャップを埋めるには、互いに歩み寄る必要があると感じます。
新人は大人としての考えを身に付ける事、リーダー格も我を張らずに根気強く育成する事で、良い関係が築いていけるのではないかな?と思います。
優しく指導をして欲しい
昔は兄弟姉妹と競争しながら大人になりました。
親や教師にある意味で、叱られ慣れてきた部分もあります。
でもは少子化の影響や仲良し親子という子育てからか、子供は叱られるという事に慣れないまま、社会人になったような人もいます。
つまり打たれ弱い人間が多いという事ですね、だから急に会社でリーダー格や上司に頭ごなしに叱られると、ショックを受けて鬱になる事もあるようです。
精神的に過保護に育った面が強いので、叱咤しながら育てるという方法では、新人は育たずに5月病になり挫折していきます。
不本意な世代もあるかもしれませんが、新人は褒めて伸ばすという方向で教育した方が、早く一人前になると思います。
早く戦力になった方がリーダー格の仕事も楽になるので、ジェネレーション・ギャップを埋める意味でも、教える側にも方向転換が必要だと思います。
スパルタなリーダー格は時代遅れ?
新入社員への会社に対する意識調査で分かったのは、就職した会社でキャリアアップを望む声は少なく、そのうち転職しようと思う人が多いことです。
特に女性の場合はバリキャリを目指すよりは、結婚したいと望む人が増加しているようです。
仕事よりプライベート優先の考え方も強く、仕事は給料を貰う為の手段として、割りきって働いているので「愛社精神は薄い」ようです。
また定時に帰りたいと望む声が多いので、残業は避けたい傾向にあります。
自分の部署の人が全員残業していても、自分の仕事は終わったからと、サッサと帰る新人も多く、先輩社員との確執となっていきます。
愛社精神も薄く、嫌なら転職すればいい、定時で帰りたい!という新人に対して、スパルタな指導をして、残業を命じたら、ハラスメントだ!と反論されるだけです。
もはや昔のやり方では、誰も付いて来ない時代になっているので、リーダー格は意識を変えて指導する事が求められてきています。
新しい世代のリーダー格に必要なスキルとは?

新人の求める新しいリーダー格の理想を叶えるには、今までよりコミュニケーションスキルを上げる必要がある事が分かってきました。
昔ながらのやり方では、お互いに気まずい空気が流れて、仕事がやりづらくなります。
ネット社会になり、大学生でも起業して社長になる事も珍しくなくなってきました。
若い世代はアイデアもあるし、スピーディーにうごく行動力も持っています。
自分より若い世代に今までに無かった手法で、世に出るチャンスを与えている人もいます。
そのうち、オフィスが無くなる時代が来るかもしれません。
今はスマホがあれば、パソコンすら要らないと感じる事も増えてきたように思います。
東京に居なくても、世界と繋がる方法もあるし、勤務時間や勤務地に縛られなくても、仕事が出来る時代が近い未来に実現しそうな気もします。
世界中の人と簡単に繋がる事が出来るからこそ、コミュニケーションスキルを磨く必要性を感じます。
世界共通のスキルは「笑顔」です!
コミュニケーションスキルの基本中の基本は「笑顔」で対話する事です。
多少言葉足らずでも、笑顔が素敵なら相手は敵意を感じません。
他人とコミュニケーションが上手くいかない人は、鏡を見て「笑顔チェック」をしてみて下さい。
どんなに口が上手でも目が笑ってない人って、信用出来ないな~って思いませんか?
笑顔は連鎖します。赤ちゃんが可愛いと思うのは、赤ちゃんが自分を守る為にニコニコして、「可愛がってねビーム」を送っているので、つい連鎖して笑顔になるんですって!
コミュニケーションの基本は、「心を開く」ことです。
自分が心を開かなければ、相手も心を開きませんよね?
偏見を持たずに、相手の話を最後まで聞くこと
人の話を聞ける人は、人に信頼されて好かれます。
新しい世代のリーダー格に求められているのは、「聞くスキル」だと思います。
ダメなリーダー格は、話を途中で遮って自分の意見を押し付けます。
自分と考え方が違うからといって、いきなり否定してはコミュニケーションは成立しません。
相手の良いところは積極的に受け入れる「柔軟性」も求められるスキルだと思います。
世界とコミュニケーションする時代がくれば、言葉も文化も常識も考え方も、全て自分とは違います。
◎違いは「個性」だという考え方を身に付けること。
日本は色んな民族で構成された国家ではないので、わりと共通の世界で生きてきた国民なので、「違う」ものに対して、排他的な面が強いと思います。
コミュニケーションの中でも、グループのカラーと異なるタイプの人を排除しようとイジメたりします。
相手の個性を認める事も、コミュニケーションスキルには不可欠です。
自分と違っても、人格まで否定しないこと
人間関係が上手くいかない原因は、反対意見を言った時に「人格まで批判された」と思ってしまう事にあります。
自分の人格を否定されたと感じると、人間は防衛本能から相手に対して、すごく攻撃的な態度を取ってしまいます。
特にリーダー格の人が、後輩を叱る場合は「事実だけを伝え」そこに「感情」を乗せない事が大切です。
「あなたってダメな人ね」など、人格否定な事を言うのは絶対にNGです!
自分のミスだけ指摘されたなら、言われた方も感情的にならずに、指摘に感謝して修正する事が出来ます。
相手が理解しやすい話し方を身に付ける
人は早口で話されると、話の一部分しか理解出来ませんし、何だか怒られているような印象を受けます。
(相手が聞きやすい話し方)
ゆっくり話すこと
忙しいとつい早口になりがちですが、早口です捲し立てられると、相手は半分も理解出来ません。
「ソ」の音で話してみる
ドレミファ「ソ」のソの音が耳心地が良いとされています。
地声より少し高めのトーンで話してみましょう!