最近、誰かに褒められましたか?どんな気持ちでしたか?
最近、誰かを褒めましたか?どんな事を褒めましたか?
ほとんどの人は褒められると嬉しいし、ほとんどの人は褒められて笑顔になったと思います。
笑顔になると、場が和みますよね?
女性のコミュニケーションは、褒め合いから始まる?

褒め合いは、わりとよく見る光景かなと思いませんか?年齢問わず、女性の集まりではよく見かけます。
褒めすぎじゃない?と思う事もあるけど、けなし合うよりはずっと良いと思いませんか?
中には褒め合いを「恥ずかしい」とか「わざとらしい」と思う人がいるのも事実です。
でも褒め合いからは愛が生まれるけど、けなし合いからは憎しみしか生まれません。
褒め合い「褒めニケーション」は、一見気恥ずかしい面もありますが、一番のメリットは褒める為に「相手の良いところを探す」という点です。
最初は意識的に行っている事も、繰り返す事で脳に癖が付いて「相手の長所に目が行く」ようになってきます。
あら探しは争いしか生みませんが、良いところ探しは愛や友情が生まれます。
女性の人間関係には、褒めニケーションは必要不可欠な事に思えます。
褒めるのが苦手な人の心理は?
褒めるのが苦手という人もいると思います。
褒め合いをしている場にいると、居心地が悪いと逃げ出したくなるタイプの人は、心の中でこんな事を思っているケースが多いようです。
お世辞は恥ずかしいと思っている。
自分が褒められると「お世辞でしょ?」と思う人は、自分が褒める事に対しても「お世辞だと思われるに違いない」と思うので、褒める事に抵抗感があります。
つまり疑い深い性格と言えると思います。
でも100人いて、100人全員が疑い深いわけでも無く、素直に「嬉しい」「ありがとう」と思う人だっています。
褒められるという事は、相手からの「認められた」という事ですが、「自分なんて」と自己評価が低いと素直に受け入れられず、その言葉を疑ってしまいます。
「自己評価が低い=自分を認めていない」のは、悲しいことで、一番の味方であるはずの自分に否定されているという事ですよね?
この部分が変わらないと、ネガティブな思考から抜け出すのは難しいと思います。
でも自分だけで自己評価をあげるのは、けっこう大変な作業と言えますが、褒めニケーション(褒め合い)のメリットは、褒められる事に慣れる事で褒められ癖が付く事です。
脳は繰り返す事で学習していくので、褒められ脳を作れるとポジティブな考え方が出来るようになります。
そうすると「疑い深い癖」が改善されていって、「自己評価」が高くなっていき、「自分を認められる」ように変わっていきます。
「自己評価」が高くなると、物事がプラスに作用していくので、幸せになりやすくなります。
褒めニケーション(褒め合い)は、人の為でもあり、実は自分の為でもあります。
そう考えると、恥ずかしい事でもないなと思いませんか?
褒めると調子に乗るから褒めたくない。
褒めるのはいいのだけど、褒められた相手が調子に乗るのが嫌!という人がいます。
褒められると嬉しくて、頑張り過ぎちゃう人もいるかもしれないけど、モチベーションが上がるのは悪い事ではありませんよね?子供と違って褒められる事は少なくなるので、大人同士の励まし合いと思えばどうですか?
《誰にでも使える褒め言葉》
[list class=”li-niku li-mainbdr main-c-before”]
- センスいいですね!
- 頭の回転が速いですね!
- 物しりですね!
- 器用ですね!
- 親切ですね!
- 癒し系ですね!
[/list]
褒め言葉は具体的に褒める方が良いですが、見付けられない場合は、上にあげた褒め言葉を使ってみて下さいね!
褒めニケーション(褒め合い)しているうちに、自然に褒められるようになると思います。
褒めニケーション(褒め合い)は、警戒心や緊張を解放する

仲良くなれないのは、相手に対して警戒心があり緊張しているからです。
例えば、どちらの方が緊張しますか?
A:無表情・無言で近付いて来る。
B:「こんにちは」と言いながら、笑顔で近付いて来る。
Aの方は、相手の気持ちが読み取れないので、警戒して緊張しますよね?
Bの方は、「挨拶」と「笑顔」で敵意が無い事が読み取れるので、警戒が解け緊張しないですよね?
たった一言と笑顔だけで、一瞬で心の鍵を開ける事が出きるので、緊張してしまうという特定の誰がいる場合は、褒めニケーション(褒め合い)で、関係が修復する可能性もあります。
褒める事は「好意」を伝えること
緊張したり警戒するのは悪い事ではありません。
それは「自己防衛本能」で、身を守るための本能で、無ければ敵に襲われたり、死の危険があるからです。
だから自分にとって安全だと分からないと、警戒心を緩められないのです。
相手が自分に緊張していると感じたら、自分の方から相手の警戒心を解いてあげる事が大切なんですね。
その簡単な方法が「褒める」という行為です。
たまに自分にから近付くことを「負ける」みたいに感じる人がいますが、人付き合いに勝ち負けはありません。
警戒心を解いた相手は、「自分の味方」になってくれるのだから、すごく心強くありませんか?
褒めニケーション・ゲーム
ロールプレイングゲームを想像してください
[list class=”list-raw”]
- 旅の途中で出会うキャラクターたち。
- 敵か味方か?
- まずは「話をする」をしてみる。
[/list]
チャンチャチャーン!!
[list class=”list-raw”]
- 仲間になりました。
[/list]
ゲームによくあるシーンだと思います。これをオフィスに置き換えて見たら、上司、先輩、後輩は登場するキャラクターたちです。
まずは「話をする」事が必要ですよね?
そのキャラクターにより、1回話すだけで味方になる場合もあれば、10回話さなければ味方ならないキャラクターもいます。
人間関係で悩んでいる人は、現在「褒めニケーション・ゲーム」をしているのだと思います。
クリアするには褒めニケーション(褒め合い)が必要で、クリア出来ればとても素敵な仲間に囲まれて、ハッピーエンディングが待っています。
バッドエンディングにならないように、褒めて警戒心を解いてあげて下さいね!
褒めニケーション(褒め合い)で、動物とも仲良くなれる
ペットがいる人は、動物と人間は同じ言葉を持っていなくても、仲良くなれる事が分かりますよね?
極論、褒めニケーション(褒め合い)には、言葉を使わなくても、互いの警戒心を解く事が出来ます。
こんなテレビ番組を観ました。
人間に虐待を受けた犬が保護されました。
心が傷つけられて、人間に対して警戒心と恐怖心を持った状態でいました。
タレントがその犬と寝起きして、人間との信頼関係を取り戻してあげるという企画でした。
そのタレントはその犬に献身的に愛情を持って接していました。
初めは距離感がありましたが、「話しかけたり」「撫でてあげたり」して「大丈夫だよ、怖くないよ」という事を伝えてあげました。
数日が過ぎると、少しづつ犬は心を開いて、タレントとの距離感は近付いていきました。
そして最後には、すっかり警戒心は無くなり、信頼感を取り戻す事が出来ました。
「大丈夫だよ」「君が好きだよ」という気持ちは必ず通じるものだと思います。
犬は元来、「褒めてくれる人」には、とたんに心を開いて甘える動物です。
人間だって褒めて(好意のある)くれる人には、心が開けるはずですよね?
同じ言葉を持たない動物より、同じ言葉を使う人間の方が、もっとストレートに思い(好意)を伝えられるはずですよ。
特に自分が先輩になったら、新入社員には笑顔で接してあげて欲しいと思います。
笑顔はコミュニケーションのマスト・アイテムです!
心を開く褒め方と嫌みになる褒め方とは

褒めニケーション(褒め合い)は、警戒心を解いて仲良くなれるコミュニケーションですが、間違った褒め方は逆効果になる可能性があるので注意が必要です。
嫌みになる褒め方とは?
心がこもっていないお世辞
歯の浮くようなお世辞は、相手に「ご機嫌とり」だなと気付かれてしまうので、余計に警戒心を与えてしまいます。
心がこもっていないというのは、「本当はそう思っていない」という事なので、「嘘を付く」のと同じ事です。
嘘を言われて喜ぶ人はいないですよね?
これは褒めニケーションのルール違反になりますね。
バカにしたと思われる褒め方
これも嘘という事になりますが、例えば太った人に「スタイルいいね」とか、明らかに事実と違う事を言うと、相手は「馬鹿にしてるの!」と反感を買います。
相手がコンプレックスを感じている事を、ネタにして刺激するのは、褒めニケーション(褒め合い)のルール違反になります。
ネガティブなオチを付ける褒め方
「さっきのプレゼン良かったって部長も褒めてたよ!これで遅刻もチャラだね」
「素敵な彼氏が出来て良かったね!不倫の彼と別れて正解だったね」
一見褒めているようで、軽くディスってますよね?言われた方は、ネガティブな言葉しか頭に残らないので、悪口を言われたと思ってしまうかもしれません。
「そんな事を言わなくてもいいでしょ!」と、すごく不快な気持ちになると思います。
これでは、褒めて距離感を縮めるどころか、グーんと距離が広がるし、ヒビが入ってしまうかもしれません。
相手が不快になる事をいうのも、褒めニケーション(褒め合い)のルール違反になります。
心を開く褒め方とは?
相手がポジティブになれるような褒め方
「◯◯さんは手際がいいから、仕事が早く終わったわ、ありがとう!」
「◯◯さんは飲み込みが早いから、教え甲斐があるわ」
「◯◯さんの資料分かりやすいね、仕事が丁寧で助かるわ」
「◯◯さん、お花飾ってくれたの?そういう気遣い見習いたいな」
「◯◯さんの電話応対が感じ良いって、取引先の担当者が褒めてたよ」
具体的に褒める事でお世辞だとは思わないし、自信に繋がる言葉ですよね?特に後輩に対しては、ポジティブな言葉を掛けてあげる事で、信頼度がアップしていくと思います。
良い噂を流す
噂と聞くと悪口かな?と思いますよね?でも、噂も使い方によっては、信頼度をアップする事が出来るんです。
どういう事かと言うと、「本人がいない場所で褒める」という事です。
例えば同期の女子社員同士の会話で「後輩を褒める」という事です。
「うちの部署の新人の◯◯は、凄く気が利くから助かるの」とか「うちの部署の新人の◯◯は、こちらが指示しなくても、率先して仕事をするから頼りなるわ」とか、自分の部署の新人を褒めます。
その話が他の部署に伝わり、回り回って本人の耳に入ります。他の部署の新人が「◯◯さんが、あなたの事を◯◯だって、すごく褒めてたよ~」という具合に伝わると、直接褒めるより、もっと嬉しさが倍増します。
これはウインザー効果という心理学のテクニックです。
本人を褒めるのが照れくさいという場合には、ちょっと遠回りな褒め方ですが、試してみても良いと思いますよ。
良い噂を聞いた本人は、「普段は何も言ってくれなかったけど、そんな風に思ってくれてたんだ」と、信頼感が増していくと思います。
日本人はシャイなので、外国人の方より気持ちの伝え方が上手じゃないし、ストレートに伝えるのが苦手な人も多いと思います。
でもこれだけ複雑に気持ちを伝えられるのは、「言葉」を与えられた人間だけの特権とも言えます。
せっかくの特権を使わないのは、宝の持ち腐れだと思いませんか?
褒めニケーションが上手になると、恋愛も上手くいきます

褒めニケーション(褒め合い)は、職場以外にも使えますし、自然に相手の長所を見付けて褒められるようになると、人間関係が良好になるので、人から好かれるようになります。
周りの人は、ひまわりが太陽の方を向くように、自然とあなたに惹かれるようになっていくのです。
もちろん恋愛が上手くいって、彼とラブラブに過ごせるようになるし、結婚されていたら、旦那さんと良い夫婦になれます。
恋愛も夫婦も、他の人間関係と基本同じです。
基本のコミュニケーションがキチンと取れていたら、恋愛も結婚も上手くいくはずです。
そのトレーニングの為にも、普段から職場でも褒めニケーション(褒め合い)する癖を付けて損はありません。
会話の中で褒めニケーション(褒め合い)するテクニック
すごく自然に相手を褒めて、自信を与えられる褒め方なので、褒める行為が苦手な人にも使いやすいです。特に男性には効果的だと思います。
いわゆる「あげまん」と呼ばれる人たちは、きっとしているのかな~と思います。
それは「質問形式」で褒めるというテクニックです。
「すごい!どうしたらそんなに上手に出来るの?」
「英語がペラペラなのね~どうやって覚えたの?」
「そんなに優しいのは、お母さん譲りなの?」
「運転上手だけど、ドライブ好きなの?」
「◯◯君って料理も得意なのね!教えてもらったら私でも美味しくなるかな?」
「天ぷらはあなた(夫)が作った方が美味しいね!次は何を食べさせてくれる?」
「パパがお風呂掃除してくれたら、私よりピカピカだわ!独身時代から掃除してたの?またお願いしてもいい?」
コツは、相手が得意な事を褒めてあげる事です。
男性は「褒めて伸ばす」という方が良い気がします。
叱られて奮起するタイプの人って、少人数な気がします。
男性は肯定してあげると、自信を持つ事が出来ますし、モチベーションが上がります。
特に結婚している男性は、家庭で妻に否定され続けるとモチベーションが下がり、仕事にも影響していくのでNGです。
一番ダメなのは、子供の前で夫に罵声を浴びさせる事です。
子供も父親を尊敬しなくなるし、子供の前で恥を掻かされるほど屈辱的な事はないからです。
男性のプライドをへし折る妻は、「さげまん」と呼ばれても仕方ありません。
内助の功は、褒めニケーション(褒め合い)を上手にしてあげて、モチベーションを上げてあげる事です。
褒めニケーション(褒め合い)は、夫婦円満の秘訣
「妻がしてくれて嬉しいこと」「夫がしてくれて嬉しいこと」のランキングでは、「褒められること」がランクインしています。
男女共に「褒められる」と嬉しいし、褒められたいと望んでいる事が分かります。
もちろん、結婚前の男女にも言える事なので、恋愛中に褒めニケーション(褒め合い)が出来ていれば、お互いに居心地が良いと感じるので、結婚へゴールイン!という結果が待っています。
褒めニケーション(褒め合い)が出来なかったカップルは、不満があるので信頼関係を築けずに、途中で別れてしまう原因となります。
褒めニケーション(褒め合い)スキルが付いて、自然に相手を褒められたら、どんな人間関係も上手くいきます。
結婚して子供が出来たら、褒めニケーション(褒め合い)で子供の才能を伸ばしてあげられるようになります。
ママ友たちとも、仲良くなれるのにも役に立つので、ストレスに悩まされずに済みます。
お姑さんとも揉めずに角が立たないように付き合えるので、可愛がられるようになります。
夫の会社の人や近所付き合いなども、スムーズな関係が築けます。
あらゆる場面で、褒めニケーション(褒め合い)は必要になるので、普段から人の良いところを見る癖をつけて下さいね!